NOT関数って何?
どのように使えばいいの?
といった疑問を、1分以内に解消できるように分かりやすく説明します。
NOT関数とは?用途を説明
エク先輩
セル子さん、NOT関数って知っている?
セル子
“You are not a woman!!”のように使う、NOTですか?
エク先輩
その通り!
否定する(結果を反転させる)関数なんだ。
NOT関数の使用頻度
★☆☆(1つ星)
使用頻度の目安
★★★:よく使う。手が勝手に動くレベルまで練習したほうがいい。
★★☆:まあまあ使う。知っておいて後悔しない。
★☆☆:あまり使わない。頑張って覚えなくてもいい。
NOT関数の入力方法
=NOT(①)
① | 条件を指定します。 NOT関数は、①がTRUEならFALSEを、FALSEならTRUEを返します。 |
NOT関数の使い方
エク先輩は男だよね?答えはTRUE(真実)です。
=B2=”男”のように、表現できます。
エク先輩は男じゃないよね?答えはFALSE(嘘)です。
=B2<>”男”のように、表現できます。
または=NOT(B2=”男”)のように表現できます。
B2=”男”は「男だよね?」という意味であり、その答えをNOT関数で否定して「男じゃないよね?」という意味にしています。
NOT関数の応用:AND関数と組み合わせる
AND関数を用いて複数の条件が全てTRUEかどうか調べた結果を、NOT関数で反転させます。
「30歳以下、かつ年収600万円以上」ではない人を探すには、2つの入力方法があります。
- 「30歳以下、かつ年収600万円以上」であるかAND関数で調べ、NOT関数で反転させる。
=NOT(AND(B2<=30,C2>=600)) - 「30歳超え、または年収600万円未満である」と言い換えて、OR関数を使う。
=OR(B2>30,C2<600)
上表のように一度頭で整理してみて、使う関数を決めるようにしましょう。
NOT関数とAND関数を組み合わせて使わなくても、OR関数だけで代用できてしまいます。
NOT関数の応用:OR関数と組み合わせる
OR関数を用いて複数の条件が一つでもTRUEかどうか調べた結果を、NOT関数で反転させます。
「30歳以下、または年収600万円以上」ではない人を探すには、2つの入力方法があります。
- 「30歳以下、または年収600万円以上」であるかOR関数で調べ、NOT関数で反転させる。
=NOT(OR(B2<=30,C2>=600)) - 「30歳超え、かつ年収600万円未満である」と言い換えて、AND関数を使う。
=AND(B2>30,C2<600)
NOT関数とOR関数を組み合わせて使わなくても、AND関数だけで代用できてしまいます。
あわせて知っておきたい関数
関数名 | 頻度 | できること |
AND | ★★☆ | 複数の条件が、全てTRUEかどうか調べる。 |
OR | ★★☆ | 複数の条件が、一つでもTRUEかどうかを調べる。 |
