外資生命保険会社の日本円建 終身保険(保険金額300万円)を解約しましたので、心境を記しておきます。
- なぜ日本円建の終身保険を辞めたのか?
- 日本円建の終身保険は良い金融商品なのか?
ぶるたろう
終身保険に加入した時の私
10年前、大学の先輩に「保険の話をしたいんだけど、久しぶりに会わない?」と言われ、お洒落なカフェで会いました。
保険会社に勤める先輩
ぶるたろう
保険会社に勤める先輩
万が一死んだ時に保険金が手に入るし、25年後くらいに元本回収できるよ?
ぶるたろう
とんとん拍子で話が進み、米ドル建終身保険(保険金額100,000ドル)と、ついでに日本円建終身保険(保険金額300万円)を契約しました。
本記事では日本円建終身保険(保険金額300万円)について紹介します。
▼米ドル建終身保険(保険金額100,000ドル)は払済解約しています。

加入していた「日本円建の終身保険(保険金額300万円)」の実態
毎月5,000円の支払いをしていますが、元本回収できるのが37年目(61歳)であり、死んだら300万円が手に入る保険です。
46年目(70歳)の時点で、元本217万円が243万円になります。+112%です!
保管の目的は何か?保険金・資産運用目的?
「300万円あれば葬儀代になるし、遺された人のためになる」という先輩のセールストークに、私も納得していました。
ぶるたろう
強制的に自動引き落としされないと、お金が貯まらないし。
しかし今の私は違います。結婚して、子供も生まれて、家も買いました。
住宅ローンの団信に加入していますし、自ら資産運用しており、それなりにお金を貯めています。
自分が死んだ時でも、保険金300万円に期待する必要がないです。
となると今加入している日本円建 終身保険は、金融商品という位置付けになります。
金融商品としての視点だけで見ると、ボロボロで劣悪な商品に見えるんです。
元本回収できる61歳の時に、物価が上がっていれば実質赤字!
(同じ100円でも、買える量が減っている)
そして自分で資産運用した方が良さそうでした。
保険を解約することで浮く月5,000円を、資産運用に回した場合をシミュレーションしてみました。
年率リターン | 元本 | 評価額 | 損益 |
1% | 210万円 | 251万円 | +41万円 (+119.5%) |
2% | 210万円 | 303万円 | +93万円 (+144.3%) |
3% | 210万円 | 370万円 | +160万円 (+176.2%) |
4% | 210万円 | 456万円 | +246万円 (+217.1%) |
5% | 210万円 | 568万円 | +358万円 (+270.5%) |
10% | 210万円 | 1,898万円 | +1,688万円 (+903.8%) |
年率10%が続くとは思っていませんが、少なくとも年率リターン1%は達成できると思っています。
70歳時点で、結構な差が出ます。
- ずっと保険加入し続ける
▶︎解約返戻金243万円 - 払済にして年率リターン1%で資産運用
▶︎解約返戻金 86万円+資産運用251万円=337万円
ただしデフレが加速したり、数十年レベルの世界恐慌が起きたり、死んじゃったら、保険の方がオトクです。
さいごに:加入する必要なかった
60万円近く入金していて、今解約した場合の返戻金は40万円ほど。20万円も損しています!
本当にもったいないことをしたな…と感じてしまいます。
しかし当時の私はマネープランを真剣に考えていなかったので、仕方がないです。浅はかでした。
- 収入も増え、それなりに貯蓄している自分をイメージできていなかった(当時、浪費しまくっていた)
- 住宅ローン団信という大きな保険に加入することまで想定していなかった
- 遺族年金の存在なんて知らなかった
以下のことを吟味した上で保険加入するように、当時の私へ言ってやりたいです。
- 何のために保険加入したいか?保険金目的?資産運用目的?
- 保険目的なら…
誰のための保険金か?そのお金は他で賄えないか? - 資産運用目的なら…
預金ではダメ?他に良い金融商品は無いの?
保険加入を考えている方がいらっしゃったら、どうぞ私の反省を参考にしてみてください。
ぶるたろう
…こんな決め方は良くない。
以上です。関連記事も合わせてどうぞ。
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