外資生命保険会社の米ドル建 終身保険(保険金額100,000ドル円≒当時1,000万円)を解約するか迷っていたのですが、継続することにしました。
また保険を見直すことになるであろう将来の自分に向けて、今回「継続」を判断した理由を書き記しておきます。
- なぜ米ドル建の終身保険を継続することにしたのか?
- 米ドル建の終身保険は良い金融商品なのか?
ぶるたろう
終身保険に加入した時の私
10年前、大学の先輩に「保険の話をしたいんだけど、久しぶりに会わない?」と言われ、お洒落なカフェで会いました。
保険会社に勤める先輩
ぶるたろう
保険会社に勤める先輩
万が一死んだ時に保険金が手に入るし、25年後くらいに元本回収できるよ?
ぶるたろう
とんとん拍子で話が進み、米ドル建終身保険(保険金額100,000ドル)と、ついでに日本円建終身保険(保険金額300万円)を契約しました。
本記事では米ドル建終身保険(保険金額100,000ドル)について紹介します。
▼日本円建終身保険(保険金額300万円)は払済解約しています。

加入していた「米ドル建の終身保険(保険金額100,000ドル)」の実態
毎月およそ90ドルを支払いしていますが、元本回収できるのが24年目(48歳)であり、死んだら100,000ドルが手に入る保険です。
46年目(70歳)の時点で、元本38,750ドルが62,240ドルになります。+160%です!
保険としても機能していますし、元本より増えているので、良さそうに見えますよね!
しかし70歳時点の年率リターンを計算してみたら+0.9%でした。
- S&P500インデックス投資の方がリターンが大きいかも
- 米国債の方がリターンが大きいかも
- インフレ率以下の成長で、価値が目減りするかも
といったように、色々と思うことはありますよね。
生命保険料控除を加味するとリターンが良くなる
今は生命保険料控除により、年16,500円ほど還付されてます。
「生命保険料控除を加味すると、それなりにリターンが良くなるのではないか?」と思い、シミュレーションしてみました。
元本回収できるのが15年目(39歳)であり、9年早く元本回収できることになります。
さらに46年目(70歳)の時点で、元本38,750ドルが69,626ドル分(内7,229ドル分が生命保険料控除による還付)です。
年率リターン+1.4%になり、妥協できる数字ではないでしょうか。
ただし生命保険料控除が改悪されたら、当然ながらリターンが悪くなります。その逆も然り。
さいごに:金融資産として悪くない!保険にもなる
年率リターン+0.9%(生命保険料控除を加味して+1.4%)の元本割れしない貯金ができて、死んだら100,000ドルが家族に遺ります。
結構良いですよね?!
もちろんインフレに弱いですし、株式の成長と比べたら年率リターンは悪くなるでしょう。
- S&P500を買った方がマシ
- 保険は掛け捨てにすべき
みたいな意見が聞こえてきそうですよね。
しかし私が持っている金融資産のうち、保険は一部に過ぎません。
なので米ドル建終身保険は「デフレ・経済悪化ヘッジ」と「私が死んだ時の家族への置き土産」のために継続していきます。
以上です。関連記事も合わせてどうぞ。
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