先日、楽天VT(投資信託)から本家VT(米国ETF)に切り替えました。リレー投資という手法です。
売却益が発生した場合は税金を支払う必要がありますが、手数料が安くなるメリットもあります。
実践してみるのも良いでしょう。
目次
投資信託からETFへ切り替える「リレー投資」とは?
リレー投資のメリット・デメリットを知る上で、「投資信託」と「ETF」それぞれの理解が欠かせません。
投資信託で有名な「楽天VT」と、その投資先ETFである「本家VT」を例に、具体的に比較してみましょう。
比較項目 | 投資信託 (楽天VT) | ETF (本家VT) |
上場 | 未上場 | 上場 |
価格変動 | 1日1回 | リアルタイム |
最低取引価格 | 100円 | 約8,200円 |
信託報酬 | 0.2196% | 0.09% |
取引手数料 | 0円 | 0.45% |
積立 | できる | できない |
投資信託とETFの特徴を、簡単に説明すると以下の通り。
- 投資信託
- 気楽に積立できる
- 信託報酬が高い
- ETF(上場投資信託)
- 売買手数料が発生するので、積立ハードルが高い
- 信託報酬が安い
「リレー投資」であれば、これらの特徴を最大限生かせると思っています。
実際にリレー投資してみた!具体的なメリット・デメリット
今回は楽天VT(楽天・全世界株式インデックスファンド)から、本家VT(バンガード®・トータル・ワールド・ストックETF)に切り替えました。
これから私が実践している手順、その際に発生するメリット・デメリットも解説していきます。
手順①投資信託を毎月自動で積立
王道の投資スタイル「ドルコスト平均法」を実践できます。毎月決まったタイミングで投資することで、買付価格を均せます。
また楽天証券の場合、楽天カードで投資信託を買うことで、楽天ポイントが1%還元されます。
1万円分の投資信託を買えば、100円分の楽天ポイントがもらえるのです。
手順②:ある程度貯まったら、投資信託を売却
元本10万円に対して、今回の売却でわずかに利益が出ました。
そのため税金を支払う必要があります。含み損を抱えている場合は、売却するのに気が重いかもしれませんが、税金を支払う必要無し。
なお手数料負けを避けるために、10万円近く貯まってきたらリレー投資するのが良いでしょう。
手順③:売却資金を使って、ETFを購入
投資信託の売却で返ってきた資金を使って、ETFを買付します。
※投資信託の売却ボタンを押してから、入金されるまでに数日かかります。
※その期間に購入予定のETFが高騰するリスクを減らしたいなら、入金を待たずに余剰金で買付しておくのが良いでしょう。
リレー投資の作業は面倒に感じる人も多いかもしれませんが、そうすることで年間手数料をグッと抑えられるのです。
例えば100万円を保有していた場合、毎年支払うことになる手数料は以下の通り。
- 楽天VT(投資信託)
- 100万円 × 0.2196% = 2,196円
- 本家VT(ETF)
- 100万円 × 0.09% = 900円
まとめ:リレー投資は少額&長期投資家向けか?
リレー投資のメリット・デメリットをまとめます。
- 王道の投資スタイル「ドルコスト平均法」を実践できる
- ポイント高還元を活かせる(楽天証券の場合)
- 年間手数料をグッと抑えられる
- 売却益が発生したら税金を支払うことになる
- 作業が面倒
私のような少額&長期投資家にとっては、リレー投資が向いているでしょう。
以上です。関連記事も合わせてどうぞ。
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