日本政府が「貯蓄から投資へ」というスローガンを掲げてから長い年月が経ちます。
しかし多くの日本人には「投資」が根付いていません。むしろ投資を「ギャンブル」だと思っている人も多いでしょう。
でも考えてみて下さい。
政府が国民に対して、わざわざギャンブルを促しますか?
…そんなはずがありませんよね。
本記事では政府が投資を促している理由を、考察してみました。
日本政府は「貯蓄から投資へ」促している
政府は日本に投資を普及させるため、啓蒙活動を行っています。
▼つみたてワニーサ(@Wa_nisa_FSA)というキャラを作ったり。
▼少しでも資産運用に興味を持ってもらえるように、SNSで情報発信したり。
【💡#つみたてNISA のポイント①】
こんばんワニーサ❗️
今日から、つみたてNISAのポイントをご紹介していくよ🎶
つみたてNISAは、
🌈年間40万
🌈非課税期間20年
🌈長期・積立・分散投資に適した商品に限定
初心者さんはじめ、幅広い方がコツコツ資産形成をするのに利用しやすい制度なんだ✨
— つみたてワニーサ (@Wa_nisa_FSA) 2018年5月22日
【💡#つみたてNISA のポイント②】
対象商品を 「投資信託」に限定😊
その特徴は…💡
🌈まとまったお金がなくても少額から投資が可能 (ex.1000円から)✨
🌈どの会社に投資すればよいかわからない人でも、分散して投資が可能 (ex.マーケット全体に)✨ pic.twitter.com/6qDimd4umU
— つみたてワニーサ (@Wa_nisa_FSA) 2018年5月22日
【💡#つみたてNISA のポイント③】
コツコツ、「つみたて」投資に限定😊
時間を味方に❗️長期で分散した投資を行うことがポイントなんだ💡
過去20年間、毎月1万円ずつ、分散投資を行っていた場合のデータがこちら✨ pic.twitter.com/P3M5KSt1cn
— つみたてワニーサ (@Wa_nisa_FSA) 2018年5月23日
【💡#つみたてNISA のポイント④】
「低コスト」の商品に限定😊
コストの低い商品を、
長期で運用することが重要なんだ💡手数料の高い商品は、運用結果にバラツキがあり、赤字🔥になっているものも少なくないんだ… pic.twitter.com/MGZCfWjGS8
— つみたてワニーサ (@Wa_nisa_FSA) 2018年5月24日
政府は僕たちの税金を使って、僕たちへ投資を促しているのです。それは何故か?
日本政府が投資を促す理由(考察)
国民に対して、日本政府が「貯蓄から投資へ」を訴えかけている理由を考察してみます。真相は政府にしか分かりませんが…
- インフレによる現金価値の目減り
- 年金制度の限界
理由①:インフレによる現金価値の目減り
預金だけに頼っているのは危険です。預金しても利息は微々たるものであり、インフレが進むと現金価値が目減りするリスクがあります。
日本はインフレが進んでいるのか?インフレ率(消費者物価指数の前年比率)の推移を見てみましょう。

(出典)政府統計ポータルサイトのデータを加工
インターネットバブルやリーマンショックあたりはデフレでしたが、それ以外は基本的には物価が上昇しています。
日本政府はインフレ目標2%を掲げていることもあり、今後もインフレ傾向が続くのは見えています。
インフレ率が2%だと、昨年は100万円で生活できていたのに、今年は101万円必要になります。私たちの家計は1万円分逼迫しますよね。
- 物価が上がっても給料は上がらない
- メガバンクに100万円を預けても、1年でもらえる利息は10円
…といった実態を踏まえると、インフレに強い株式へ投資するのは必須と言えるでしょう。
理由②:年金制度の限界
今の年金は「人口増加」が前提のシステムであると考えると、絶望的です。

(出典)我が国における総人口の長期的推移 – 総務省
生産年齢人口(養う人)が減り、高齢人口(養われる人)が増えています。総人口は減る一方です。
今働いている僕たちは「将来、年金を受け取れるのか?」と思ってしまいますよね。
しかし悲しいことに、政府が年金支払額を減らすように仕向けるのは必然だと思います。
年金支払額を減らす方法 | 暗に意味していること |
年金を受け取れる年齢の引き上げ | 働けるまで、頑張って働いてね! |
年金受け取り額の引き下げ | 自分で将来使うお金を貯めておいてね! |
人生100年時代に向けて、僕たちが今やるべきことは「健康維持」と「資産形成」でしょう。
さいごに:日本政府の言う通りにした方が無難
政府が「貯蓄から投資へ」を促していますが、僕たちは無視するのではなく、真摯に受け止めるべきでしょう。
もちろん株式投資には、元本割れリスクがあります。
しかし投資の王道「長期・積立・分散」を歩めば資産を増やせることは、過去のデータが物語っています。

ウェルスナビによる資産運用シミュレーション
ウェルスナビのシミュレーションによると、リーマンショック後も淡々と積立していれば、資産は2.4倍になっています。
投資を始めるか否かは、自分次第です。政府は投資を推奨しているだけであって、強制しているわけでは無いですし。
老後のために資産を築いていきましょう!
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