私は10年余り、タバコを愛好していました。朝起きて一服、夜寝る前に一服といったように、タバコへの依存度がとても高かったです。
しかし、そんな私でさえ禁煙を続けられています。それは「タバコ株への投資」が一番のモチベーションになっているからです。
ぶるたろう
一般的に禁煙のキッカケになりやすい「結婚」「病気」「出産」では、辞められませんでした。
単なる「節約」では禁煙できなかった
禁煙すると節約できると諭されることが多かったですが、そう簡単に辞められませんでした。
- 1日1箱吸うと520円
- 1か月あたり15,600円
- 1年で約19万円
- 10年で約190万円
- 20年で約380万円
※タバコは昔から増税傾向なので、今後はより多くの支払いを余儀なくされるでしょう。
確かにモッタイナイと感じていたのですが、「この程度の支出でストレス発散できるなら、喫煙を続けても良いのでは?」と思っていたのです。
もしも浮いたお金でタバコ株へ投資していたら…
私が長年愛してきたマルボロ。片時も手放せない相棒のような存在でした。
しかし米国株投資を始めて「タバコなんて辞めた方が良い」と感じるようになったのです。
その理由は、連続増配高配当株の代名詞であるMO (アルトリア・グループ)と出会ったからです。
アルトリアは、マルボロを販売しているフィリップモリス・ジャパンの親会社ですね。
リターンに驚愕…
もしも私がタバコを吸い始めた2007年から、1,000ドル(11万円)ずつMOへ毎年買付していたとします。
※1ドル110円換算しています。
チャートの通り、投資額13,000ドル(143万円)に対して、現在の評価額は37,968ドル(約418万円)になっています。トータルで約2.92倍の成長です。
この13年間でMOは脅威の成長を遂げたのに、私の財布は何も潤っていません。
しかし投資にはリスクは付き物。リーマンショックなどの暴落に遭うこともあるでしょう。
2008年・2018年は25%以上も下落していますが、ポジティブに捉えると暴落によって安く仕込めていることになります。
配当収入に驚愕…
2007年から1,000ドルずつ毎年積立すると、約380株を保有できていたでしょう。
1株あたりの配当金は3.2ドル(2019年時点)なので、今ごろ年間1,200ドル(約13万円)もの配当収入を手にしていたことになります。
給与以外に毎月1万円の収入が入るだけで、生活の質が少し上がりますよね。
まとめ:禁煙してタバコ株へ投資しよう
タバコを辞める一般的なメリットは以下の通りですが、私には魅力に感じませんでした。
- 目覚めが良くなる
- 口や衣類にタバコ臭がつかない
- 健康になれる
- 節約できる
そんな私の心が揺らいだのは、禁煙によって節約できたお金をMOに投資することで、大きなリターンを得られたという事実。
- 平均の年間リターン率は34.3%
- 配当収入は年間1,200ドル(約13万円)
上記の事実を知った時、タバコを吸っていたことを後悔しました。
タバコは麻薬のように依存性が高く、辞めるには相応の覚悟が必要です。頭では「禁煙しよう!」と思っていても、身体がタバコを欲してきます。
つまりタバコ産業は今後も残り続けるはずであり、MO(米国株)とBTI(英国株)へ長期投資する価値はあると思っています。

