仮想通貨『ARN(Aeron:アエロン)』は、空の安全を守るプラットフォームです。
この仮想通貨は、世界最大級の海外取引所「Binance(バイナンス)」で取り扱っています。
ARNを買うか検討するために、価格推移・特徴・将来性を調べてみました。
目次
『ARN(アエロン)』の基礎情報
通貨単位 | ARN |
通貨名 | Aeron |
日本語名 | アエロン |
公開月 | 2017年11月 |
発行上限枚数 | 2,000万枚 |
アルゴリズム | - |
公式サイト | https://aeron.aero/ |
@aeron_aero |
ぶるたろう
2017年11月27日に未販売のトークンをバーンする(燃やす)ことが決定しました。
『ARN(アエロン)』の特徴
Aeron(アエロン)は、ブロックチェーン技術を活かした空の安全を守るプラットフォームです。
アエロンのトークン「ARN」はERC20トークンであり、プラットフォーム内で使用されます。
空は安全ではないのか?
航空は、安全で便利な移動手段の一つ。1日に10万便が200万人の移動に役立っているとのこと。
しかし、毎年およそ3,302件の事故が起きています。これらの事故の57%は人的要因で発生してしまっているようです。
具体的な理由は、以下の通り。
- パイロットの経験不足(フライトログレコードを簡単に偽造可能)
- 航空学校の腐敗の可能性(パイロットの経験を偽造するインセンティブあり)
- 航空機事業者は飛行時間を短く申告することで、かなりの維持費を節約可能
- ログデータ改ざんに対する解決策の欠如
- 航空機には最新の技術が利用されるべきであること
- 航空学校の生徒の記録や航空機を管理するためのツールが洗練されていない
データを正しく記録・管理できていないことが問題だと、Aeronは考えています。
また、旅客サービスや乗組員管理などの様々なシステムが乱立しているせいで、スムーズにデータ連携できないことも問題視しています。
Aeronが提供するプラットフォーム
Aeronは、ブロックチェーン技術を活かして、ログデータの損失/改ざん/偽造などを排除し、事故のリスクを低減しようとしています。
以下3つのアプリで、ブロックチェーンにデータを記録していきます。
パイロットや会社によって作られたログを検証し、実際にフライトがあったか確認することも可能とのこと。
- パイロットアプリ(iOS/Androidアプリをリリース済)
- パイロットは、飛行時間を記録する。
- ウェブポータル(リリース済)
- 乗客や航空学校の生徒は、航空サービスの検証済みのグローバル・データベースにアクセスできる。
- 航空会社用アプリ
- メンテナンス機関は、サービスデータを記録する。
- 航空機事業者は、飛行データを記録する。
- 運航支援事業者は、空港サービスのデータを送信する。
既に、「②ウェブポータル」はリリースされていました。

ウェブポータル「aerotrips.com」
航空券やトレーニングの予約ができるようになっていました。
ブロックチェーン/スマートコントラクトにより、仲介者が不要になります。無駄が排除されるのは良いですね。
ぶるたろう
とは言え、プロダクトが存在し、安心感のある銘柄。
Aeronのメンバー
豊富な飛行経験を持ち、認定パイロット、航空エンジニアと航空愛好家が集まっているようです。
- Nadezhda氏(CTO):航空テクノロジーまわりで活躍
- Konstantin氏(CDO):金融が専門分野でありつつも、認定パイロット
Aeronのアドバイザー
グリフォン航空の取締役であり、公認会計士・監査人でもあるConstantinos氏を筆頭に、アドバイザーが構成されています。
『ARN(アエロン)』の価格
価格推移チャート

ARN価格推移チャート(2017年11月8日~2018年2月27日)
2017年は最大で「約27倍(0.48ドル→7.4ドル)」の高騰。
- ~2018年1月初旬
- ICO価格は1ARN=0.5ドルでした。
- 1ARN=0.27~0.7ドル付近を推移していたが、12月18日に1.2ドルまで高騰する。
- すぐに下落し、0.46~1ドル付近を推移。
- 2018年1月初旬~
- 1月5日から6日にかけて、9.34ドルまで急上昇。
- その後、乱高下があり、1月16日に1.9ドルまで下落。
現在の価格
最新の価格は、以下の通りです。
『ARN(アエロン)』の将来性を考える
ロードマップ
2018年3月に、パイロットアプリと航空会社用アプリがリリースされます。それ以降は、機能連携やビジネス開発が主です。
- 2018年3月
- パイロットアプリと航空会社用アプリの一般公開
- 2018年4月
- aerotrips.comのブロックチェーンとの統合
- 2018年11月
- API(アプリケーションプログラミングインタフェース)の公開
- 2019年1月
- セールスフォースと連携
- 2019年3月
- ヨーロッパ、中東及びアフリカにおけるビジネス開発
- 将来
- SpaceX、Uber、Googleの「空飛ぶ車(Flying Cars)」とのコラボレーション
ぶるたろう
Aeronを航空会社向けのパッケージサービスとして売り出していきたいのか?
ベンチマーク比較

ベンチマーク比較(ホワイトペーパーより引用)
Aeronのホワイトペーパーに、ベンチマーク調査結果として上画像がありました。
- 信頼性(記録が消失しない)
- 利便性(記録・閲覧が容易)
- 透明性(監査可能)
- 検証性(記録が偽造されない)
※上記4つの観点で、ざっくり比較されています。
- 紙での記録簿は、良い所なし。
- データベースをローカルで持ったアプリは、信頼性と検証性に欠ける
- データベースがクラウド上にあるアプリは、検証性に欠ける
- Aeronのブロックチェーンソリューションは、全てに優れる。
残念ながら、航空業界/Aeronだけに言えた比較ではなく、ブロックチェーン技術のどれにも言えそうですね…。
※「ブロックチェーンって何?」と思った方は、「ブロックチェーンとは?難しい用語を使わないで、超分かりやすく図解」をどうぞ。
しかし、航空業界においてブロックチェーンが普及していくのは間違いないと思います。
(Aeronが普及していくかは別として…)

ホワイトペーパーより引用
「ブロックチェーンは、航空業界と相性が良く、革新的な技術」だと、ニュースサイトやアクセンチュア(外資のコンサル会社)が言っています。
業界の歴史が長いほど、変革できる程度が大きい気もします。
僕はARN(Aeron:アエロン)を買うか?
- Aeronは、ブロックチェーン技術を活かした空の安全を守るプラットフォームです。
- とても将来性のあるプロジェクトだと感じます。安いうちにARNを購入しようと思います。
- 個人としては、これまでより安全に空を移動できるのは嬉しい。
- 航空業界としては、システムを乱立しないで良く、システム停止しないブロックチェーンは最高。
おすすめの取引所・買い方
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