仮想通貨『APPC(AppCoins:アップコインズ)』は、オープン&分散型のアプリストアを目指しています。
この仮想通貨は、2018年1月5日に世界最大級の海外取引所「Binance(バイナンス)」で取り扱うようになりました。
APPCを買うか検討するために、価格推移・特徴・将来性を調べてみました。
目次
『APPC(アップコインズ)』の基礎情報
通貨単位 | APPC |
通貨名 | AppCoins |
日本語名 | アップコインズ |
公開月 | 2017年12月 |
発行上限枚数 | 4億5,000万枚 |
アルゴリズム | - |
公式サイト | https://appcoins.io/ |
ぶるたろう
『APPC(アップコインズ)』の特徴
アップコインズは、ブロックチェーン技術・スマートコントラクトを使った「オープン&分散型のアプリストア」を目指しています。
アップコインズの通貨「APPC」はERC20トークンであり、アップコインズ内で使われます。
ホワイトペーパーなどを読んで知った事を、以下の流れで説明していきます。
- アップコインズが目指す姿
- アドバイザー陣に期待
- アプリストアAptoideとの提携
①アップコインズの目指す姿
仲介業者の存在しないアプリストアを創ることで、開発者もユーザーもWin-Winの関係になる。
そして、アプリ市場が好循環していくことを、アップコインズは目指しているようです。
アップコインズは、現行のアプリストア(App StoreやGoogle Play)には3つの課題があると言っています。
- ユーザー獲得のための広告が非効率的
- 開発者とユーザーの間に複数の仲介業者がいるため、ユーザーを獲得するための広告費用が増加してしまう。
- コストが高いため、アプリ内課金しない
- 支払の仲介業者が、全体のコストを引き上げている。
- スマートフォンユーザーの5%だけが、アプリ内課金をしている状況。
- アプリの承認プロセスが不透明
- 開発者の身元を確認することは、未だに困難。
- アプリの品質保証が難しく、低品質のアプリが出回る。
ホワイトペーパーを見たところ、課題解決策は「3つ」です。アップコインズの個性が見えてきます。
解決策A:効果的な広告
開発者が「このアプリを使って!」と広告を出したとします。
通常の広告は、実際にアプリが使われることを保証していません。ユーザーはアプリをインストールしただけ、ということはよくある話。
アップコインズでは・・・
開発者が出資した広告費(APPCコイン)は、85%をユーザーに支払う。ユーザーは、もらったAPPCコインで課金できます。
アプリをインストールしたら終わりではなく、少なくとも2分間はアプリを使ってもらえるようにするとのことです。
解決策B:アプリ内課金を促す
広告掲載されたアプリをインストール・利用により得たAPPCコインを使ったり、取引所でAPPCコインを購入することで、アプリ課金が可能。
アプリ内課金をした場合、課金額の85%をウーザーのウォレットから直接的に開発者のウォレットに送金されます。
中央集権型のプラットフォーム(App StoreやGoogle Play)と比較して、開発者の収益性が向上することになります。
解決策C:開発者を格付け
開発者の評判は、ブロックチェーン上のトランザクション履歴に基づくことになる。アプリの評判は、開発者の評判に左右される。
また、開発者のランキングに基づきアプリ承認を自動化していき、品質保証と承認プロセスの効率性を高めるとのこと。
審査する人によって審査レベルが厳しかったりするようなことは無くなります。承認プロセスが明白であるのは、開発者にとって嬉しいことです。
- Trusted(信頼)
- 信頼できる開発者のアプリは安全である
- Critical(危機)
アプリは安全と見なされておらず、ブラックリストに載っている。
Unknown(不明)
アプリがアップロードされる前の状態。
アプリが安全であれば”Trusted”に、安全でなければ”Critical”になる。
②アドバイザー陣に期待
アップコインズのアドバイザー陣が、会社名を見る限りでは、豪華メンツです。
イーサリアム・リップルはもちろん、ゴールドマンサックス、Google Playに関わっていた方々がアドバイザーを務めています。
③アプリストアAptoideとの提携
アップコインズ(APPC)トークンは、Aptoide上で2億人以上のユーザーにサービスを提供し、仲介なしで信頼できるアプリ経済の新しいネイティブ通貨です。
「Aptoideって何?」と思ったので、Aptoideのことを調べてみました。
- 最も大きいAndroidアプリストアの1つ
- ダウンロード数が40億以上
- ユーザー数が2億人
- GameloftやZeptolabを含む、12,000人以上の開発者が関わっている
- 70社を超える企業パートナーのネットワークがある
実績豊富なAndroidアプリストアである『Aptoide』に、アップコインズはサポートされています。
将来性に繋がる大きな特徴と言えると思います。
『APPC(アップコインズ)』の価格
価格推移チャート

APPC価格推移チャート(2018年1月8日~10日)
上図の通り、2018年1月8日、1APPC=2.4ドル付近でした。
2018年1月10日に、一時的に1APPC=4.5ドル付近まで上昇しています。
BinanceでのICO価格が0.1ドルだったことを考えると、短期的に『約45倍(0.1ドル→4.5ドル)』の高騰です。
現在の価格
最新の価格は、以下の通りです。
『APPC(アップコインズ)』の将来性を考える
アプリストアは非常に強いライバルがいるのは、事実。アップコインズは、AppleやGoogleという最強のライバルに勝つことができるのか重要だと思います。
また、サービスがリリースされて、実際に使われることが大切です。
アプリストア市場のベンチマーク

アプリストア市場のベンチマーク(引用:アップコインズ)
アップコインズが発表しているベンチマーク分析結果なので、自社が優れて見えるように表現するのは当然ですが、参考になると思います。
アップコインズの強みは、以下の通りであることが分かります。
- ユーザーは報酬を得られる
- ピアツーピアで通貨を転送できる
- 分散アプリケーションの承認
- 開発者へのリターン比率が大きい
これまで説明してきた通り、ユーザーにもメリットがありますが、特に開発者にメリットがあるサービスのように思います。
「開発者がアップコインズで面白いアプリをリリースしていき、ユーザーが増えていく」ことになる気がします。
「アプリをインストールして使ってみてコインを得る」という発想は、無料会員登録などで貰えたポイントを換金できる「ポイントサイト」のビジネスに似ています。
ポイントサイトビジネスには「世界に広がるようなインパクト」が無いような気がしています。なので、「開発者の動向ありき!」と考えています。
アップコインズのロードマップ

アップコインズのロードマップ(引用:アップコインズ)
2018年1月現在、資金調達を終えて、開発に着手しているところです。
- 2018年1~3月
- Aptoideにβ版をリリース
- 2018年4~6月
- Aptoideのアプリストアでアップコインズを公開
- 2018年7~9月
- Aptoideの全クライアントに本番サービスを公開
アプリ市場はスピードが早いと思いますので、2018年は急成長を見せるかもしれません。
もちろん苦戦する可能性もあります…。目が離せません!
僕はAPPC(アップコインズ)を買うか?
- APPC(アップコインズ)は、オープン&分散型アプリストアを目指しています。
- はじまったばかりのプロジェクトですが、Aptoideという強いバックボーンがあります。
- まだサービスリリースされていませんが、僕は期待を込めて「お試し買い」しようと思います。
- 今後の展開に注目したい銘柄です!
おすすめの取引所・買い方
海外取引所「Binance(バイナンス)」で購入することを推奨します。手数料が安く、取り扱い銘柄が豊富で、文句無し!
Binanceは日本円で仮想通貨を売買できないので、国内取引所からBinanceへ仮想通貨を送金する必要があります。
以下の手順であれば、スムーズに購入でき、ムダな手数料を支払わずに済みます。
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