仮想通貨『BAT(Basic Attention Token:ベーシック アテンション トークン)』は、Webブラウザを用いたオンライン広告プラットフォームです。
この仮想通貨は、世界最大級の海外取引所「Binance(バイナンス)」で取り扱っています。
BATを買うか検討するために、価格推移・特徴・将来性を調べてみました。
目次
『BAT』の基礎情報
通貨単位 | BAT |
通貨名 | Basic Attention Token |
日本語名 | ベーシック アテンション トークン |
公開月 | 2017年5月 |
発行上限枚数 | 15億枚 |
アルゴリズム | - |
公式サイト | https://basicattentiontoken.org/ |
@AttentionToken |
『BAT』の特徴
BAT(Basic Attention Token:ベーシック アテンション トークン)は、イーサリアム上に構築されたオンライン広告プラットフォームで使われます。
このプラットフォームは、Webブラウザ「Brave(ブレイブ)」とトークン「BAT」を用いて、オンライン広告市場の効率化を目指します。
なお、「BAT」はERC20トークンです。
問題だらけのオンライン広告市場
今のオンライン広告は「行き過ぎている」と、BATのメンバーは考えています。
ユーザーは虐待を受けている
- 「広告」と「トラッカー(アクセス解析に使うタグなど)」のせいで、モバイルデータ通信量の最大50%を消費
- コスト換算すると、1か月に23ドル分が無駄に…
- 広告は、約5秒のモバイルの読み込み時間を使用
- 広告は、携帯電話のバッテリー寿命を21%も減らしている
- 多数のトラッカーによるプライバシー侵害
- マルウェア感染の増加
広告掲載者は傷ついている
- GoogleとFacebookが全広告費用の73%を搾取
- 近年では、広告掲載による収益が66%減少
- 72億ドルに及ぶボット詐欺の横行
- 6億台以上の端末が広告ブロックしている
- シームレスに付加価値サービスで収益化できない
広告主は負け組
- 支払いが不透明
- 偽サイトやボットの存在
- ユーザーが広告を無視
「Brave」ブラウザが救世主になる
僕たちがWebブラウザ『Brave(ブレイブ)』を使うことで、これまでに挙げた問題は解決するみたいです。
Braveの特徴は、以下の通りです。
- 読み込みが早い
- Googleなどの広告や、トラッカーをブロック
- プライバシーを守る
- マルウェア感染やフィッシングを防ぐ
- Braveを使うだけで、BATをもらえる ※未リリース
特徴⑤「Braveを使うだけで、BATをもらえる」ことが重要!
BAT広告プラットフォーム上で広告主が広告掲載を依頼し、広告掲載者(今読んでいただいているブログ)が広告を掲載したとします。
ユーザーは当ブログを読んでいる最中に、広告が目に留まったら「BAT」トークンをもらえるようになります。
※広告の視聴回数や時間によって報酬額が変わるようです。
なお、広告掲載者である僕も報酬を受け取れますが、ユーザーは広告掲載者(サイト運営者)へBATを寄付することもできます。
現在主流のGoogle広告は、ユーザーが広告をクリックすることで、広告掲載者へ報酬が入ります。ユーザーはお金をもらえません。
Braveはサクサクと快適にネットサーフィンでき、さらに広告が目に留まるだけで報酬がもらえます。
ぶるたろう
安全で快適にネットサーフィンできるのは魅力的!
BATのメンバー
創業者であるBrendan Eich氏が、すごい人です。
JavaScriptの創始者であり、MozillaとFirefoxの共同創設者です。
ぶるたろう
『BAT』の価格
価格推移チャート

BAT価格推移チャート(2017年7月1日~2018年2月18日)
2017年は最大で「約6倍(0.07ドル→0.43ドル)」の高騰。
- ~2017年12月上旬
- 1BAT=0.07~0.3ドルの間で推移。
- 2017年12月中旬~下旬
- 12月10日は0.17ドルだったのが、12月19日に0.42ドルまで上昇。
- その後は下落するも、再び0.43ドルまで持ち直した。
- 2018年1月~
- 1月10日に0.9ドルまで価格上昇するも、2月3日に0.23ドルまで下落。
現在の価格
最新の価格は、以下の通りです。
『BAT』の将来性を考える
BATの価格が上がるためには、ブラウザ「Brave」を使うユーザー数の増加が不可欠だと考えます。
自分自身にメリットがあればユーザーは増え、ユーザーが増えれば広告主や広告掲載者は集まるはずです。
ユーザー数は増えるのか?
2017年末の時点では、Braveユーザー数は「100万」に達しています。
世界で一番のシェアを誇っているChromeは、2016年時点で「20億※」です。
※最新情報は見つかりませんでしたが、もっと増加しているんでしょうね。
Chromeも2008年9月にリリースしてから時間が経っていますし、そもそも競合が多いです。
Braveユーザー数が増えるには結構時間がかかる気がします。
Googleの一強状態であるブラウザ市場で、BATが勝てるのか疑問に感じますね。
しかし、「Braveブラウザを使っているだけで、BATをもらえる」ようになれば、Braveユーザーが急増するかもしれません。
BATの考える2018年のゴールには、「2018年にモバイルプラットフォームにBAT機能を導入し、ユーザーに支払うプライベート広告を開始します。」と示されていました。
もしかしたら、2018年は「飛躍の年」になるかも。
Googleがライバル?
ホワイトペーパーによると、「Googleがライバルである」と書かれていました。以下の通り、Googleのことを批判しています。
デジタル広告の収入の大部分を占める検索エンジン企業です。
Googleは既存のデジタル広告エコシステムの中心にあります。Googleは、エコシステムの複雑さと不透明さによって恩恵を受ける。
BATは、ユーザーや出版社の能力を最大限に引き出すことを目指しています。
Googleには、報酬を提供するブロックチェーンベースのトークン化システムはありません。
ユーザーは、しばしばGoogleを使用してプライバシーが侵害されていることに気付かない。
※BATホワイトペーパーを意訳
他にも、Reddit GoldやBlendle、STEEMがライバルであると書かれていましたが、仕組みが根本的に異なると考えているみたいです。
※STEEMは仮想通貨ですね(詳しく知る)。
僕はBAT(Basic Attention Token)を買うか?
- BAT(Basic Attention Token)は、Webブラウザ「Brave」を用いたオンライン広告プラットフォームです。
- 「Braveを使うだけで、BATをもらえる」という特徴は差別化要素により、ユーザー数が増加する可能性はあります。
- この特徴は未実装ですが、Braveはセキュリティも高くて使いやすいです。
- 同じオンライン広告プラットフォームの「AdEx(アデックス)」より好印象。
- お試し買い程度で投資し、長い目で成長を見守ります。
おすすめの取引所・買い方
海外取引所「Binance(バイナンス)」で購入することを推奨します。手数料が安く、取り扱い銘柄が豊富で、文句無し!
Binanceは日本円で仮想通貨を売買できないので、国内取引所からBinanceへ仮想通貨を送金する必要があります。
以下の手順であれば、スムーズに購入でき、ムダな手数料を支払わずに済みます。
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