仮想通貨『CHAT(ChatCoin:チャットコイン)』は、ウォレット機能付きメッセンジャーアプリです。
CHATを買うか検討するために、価格推移・特徴・将来性を調べてみました。
CHATは世界最大級の海外取引所「Binance(バイナンス)」で取り扱っていましたが、上場廃止になりました。
目次
『CHAT(チャットコイン)』の基礎情報

dApps「BeeChat」
通貨単位 | CHAT |
通貨名 | ChatCoin |
日本語名 | チャットコイン |
公開月 | (不明) |
発行上限枚数 | 10億枚 |
アルゴリズム | - |
公式サイト | http://openchat.co/ |
(不明) |
ぶるたろう
SNSを使って自分たちの活動を宣伝したくないのかな?
『CHAT(チャットコイン)』の特徴
ERC20トークンである「CHAT」は、OpenChat※が提供するプロトコルで動くdApps(分散型アプリ)で使用できるようになります。
※OpenChatとは、Google元従業員によって設立されたオープンソース組織のこと。
dAppsの代表作は「BeeChat」という名の、ブロックチェーン技術を用いたウォレット機能付きメッセンジャーアプリです。
「BeeChat」の特徴をまとめると、以下の通り。
- ソーシャルネットワーク
- ウォレットが付いている
- アプリのプラットフォームでもある
- QTUMベースのシステム
特徴①:ソーシャルネットワーク
- チャットを通じて、家族や友人と連絡を取って、自分のソーシャルサークルを確立することができる。
- プラットフォーム内の他のdappsをソーシャルネットワークと共有できる。
- 遅延無しで高品質の音声/ビデオ通話ができる。
- 同時に20000件のオンライングループチャットをサポート。
特徴②:ウォレットが付いている
- ウォレットの機能がついており、BeeChatアプリで仮想通貨の送金・受取が可能です。
ぶるたろう
既に莫大なユーザーを抱えているチャットアプリで仮想通貨決済できるようになれば、BeeChatに勝ち目が無い気がする…。
特徴③:アプリのプラットフォームでもある
- BeeChat上で、様々な関連アプリ(dApps)をダウンロードできる。
- アプリ開発者は、開発したdAppsで収益化することができる。報酬の受け取りはChatCoinです。
特徴④:QTUMベースのシステム
- 日常生活の一部になるであろう「QTUM(クオンタム)」をベースに構築している。
『CHAT(チャットコイン)』の価格
価格推移チャート

CHAT価格推移チャート(2018年1月20日~31日)
上図の通り、2018年1月22日、1CHAT=0.25ドル付近でした。
Binanceへ上場した2018年1月31日に、0.54ドル付近まで上昇しています。
ICO価格が0.082ドルだったことを考えると、短期的に『約6.6倍(0.082ドル→0.54ドル)』の高騰です。
現在の価格
最新の価格は、以下の通りです。
『CHAT(チャットコイン)』の将来性を考える
ロードマップが見つからない
CHATは、まだロードマップを公開していないみたいです。
既にBeeChatというアプリが、Google Playで公開されています。既にプロダクトは存在するので、「ユーザー獲得」に注力すると推測します。

dApps「BeeChat」公式サイト
「BeeChat」公式サイトを見るに、Google Playでリリース済、App Storeでは未リリースでした。
そろそろ、App Storeでアプリを公開するのかな…?

BeeChatのGoogle Play評価(2018年2月1日時点)
Google Playでの評価は、可もなく不可もなくといった点数でした。
高評価を得られるように機能改善しつつ、ユーザー獲得のためにプロモーションしていくことになるでしょうね。
不信感を抱いてしまった
僕はChatCoinのことを一通り調べてみましたが、不信感を抱いてしまいました。怪しいと思った点が2つあります。
怪しい点①:ユーザー数

CHAT公式ページ(Google翻訳)
CHAT公式ページを見るに、BeeChatは世界中で「数億人」ものユーザーを抱えているとのことでした。
しかし、Google Playのダウンロード数と乖離があるんです。下の画像を見てください。

BeeChatのGoogle Play評価(2018年2月1日時点)
Google Playでのインストール数が「1,000~5,000」なのです。
「BeeChatは数億人のユーザーを抱えている」という記載には疑問が残ります。
怪しい点②:メンバーの身元が非公開
CHATのチームメンバーの身元が分からないのです。

CHAT公式ページ
顔写真が表示されていなくても、LinkedInやFacebookページへのリンクも貼っていないです。
また、名前もフルネームではなく、ハンドルネーム。
ぶるたろう
やっぱり、身元を公開している仮想通貨の方が信頼できるんですよね。
僕はCHAT(ChatCoin:チャットコイン)を買うか?
- CHATの武器は、ブロックチェーン技術を用いた、ウォレット機能付きメッセンジャーアプリです。
- 既に大成功を収めているLINEなどのチャットアプリも、仮想通貨ビジネスに参入しつつあります。
- ライバルに負けないくらいの差別化要素が不可欠なんでしょうね。
- 全然、CHATは情報を開示していない状況。現時点では、僕はCHATの購入を見送ります。
- 2018年10月9日、Binanceで上場廃止アナウンスがありました。
▼この記事を読んだ方へのオススメ記事3選▼