仮想通貨『FUN(FunFair:ファンフェア)』は、イーサリアムブロックチェーン上のオンラインカジノです。
この仮想通貨は、世界最大級の海外取引所「Binance(バイナンス)」で取り扱っています。
FUNを買うか検討するために、価格推移・特徴・将来性を調べてみました。
目次
『FUN(FunFair)』の基礎情報
通貨単位 | FUN |
通貨名 | FunFair |
日本語名 | ファンフェア |
公開月 | 2017年6月 |
発行上限枚数 | 約172億枚 |
アルゴリズム | - |
公式サイト | https://funfair.io/ |
@FunFairTech |
『FUN(FunFair)』の特徴
FunFair(ファンフェア)はイーサリアムブロックチェーン上のオンラインカジノであり、低コスト・高品質・透明性のあるカジノ体験をユーザーに提供します。
Funfairの通貨「FUN」はERC20トークンであり、プラットフォーム内で使用されます。
FunFairのプロダクト
FunFairのショーケースには、12種類のゲームがラインナップされていました(2018年3月時点)。
- バカラ(Baccarat)
- 3カードポーカー(Three Card Poker)
- レットイットライド(Let it Ride)
- カリビアンスタッド(Caribbean Stud)
- ブラックジャック(Blackjack)
- ヨーロピアンルーレット(European Roulette)
- クラップス(Craps)
- トゥー ザ スターズ(To The Stars!)
- クラシック(Classic)
- パイレーツ(Pirates)
- ワンス アポン ア タイム(Once Upon A Time)
- ビデオポーカー(Video Poker)
ぶるたろう

FunFair ヨーロピアンルーレット
FunFairのショーケースには、「①ローカル」と「②ブロックチェーン」という2つのモードがあります。アプリインストール不要&無料の「①ローカル」であれば、気軽に触れます。
FunFairが「高品質」と謳っている通り、デザインも良い感じで快適にプレイできました。
イーサリアムブロックチェーンの利用
高品質だけでは、既存のオンラインカジノと差別化できません。
やはり、FunFairは「イーサリアムブロックチェーン上で動いていること」がポイントだと考えます。
イーサリアムのスマートコントラクト機能を利用することにより、FunFairの提供するカジノは「高い透明性」を実現します。
不正を許さないので、安心してプレイできるというわけです。
しかし、イーサリアムブロックチェーンに記録するためには、手数料がかかりますし、時間もかかります。
FunFairはイーサリアムのブロックチェーンに記録する回数を最小限にし、「低コスト」で「スピーディ」な取引を実現します。
- ランダムに番号を生成し、ブロックチェーンに記録する。【1回目】
- 実際の賭けは、オフチェーン(ブロックチェーン外)で行う。
- ゲームの終わりに、それぞれの賭博結果を束ねた上でブロックチェーンに記録する。【2回目】
FUNトークンの用途
FunFairの通貨「FUN」の用途は、以下の通りです。
- カジノで遊ぶためのクレジット(例えば、チップ)を購入する。
- フリーミアム・カジノゲームのアプリ内課金する。
- 「フリーミアム」はスマホアプリに多いビジネスモデルであり、基本的には無料で提供して一部の有料サービスから収益を得る手法。
- ゲーム制作者へ報酬を支払う。
『FUN(FunFair)』の価格
価格推移チャート

FUN価格推移チャート(2017年6月27日~2018年3月13日)
- 2017年の最安値/最高値/高騰率を見る(グラフのグリーン線)
- 最安値=約0.01ドル
- 最高値=約0.1ドル
- 高騰率=約10倍
- 「対BTC」で実質的な価格を見る(グラフのオレンジ線)
- 2017年7月1日、1FUN=0.000136BTCまで高騰。(これまでのピーク)
- その後は乱高下を繰り返しており、2018年1月頭から下落傾向にある。
現在の価格
最新の価格は、以下の通りです。
『FUN(FunFair)』の将来性を考える
FunFairのプラットフォーム内に、どれだけユーザー数を集めることができるかが焦点ですね。3つの観点で将来性を考えてみます。
- ロードマップ
- ライバルの存在
- 市場規模から考えるトークンの価値
①ロードマップ
FunFairは2016年からスタートしているプロジェクトです。ブロックチェーン界隈では、比較的歴史が長いですね。
ロードマップを簡単にまとめると以下の通りですが、ほとんど開発完了していそうです。
- 2016年7~9月
- スロットプロトタイプ開発
- 2017年2月
- EDCON(イーサリアムの開発カンファレンス)で実演
- 2017年4月
- プロジェクト発表
- 2017年4~6月
- 「バカラ」と「ブラックジャック」をリリース
- 2017年6月
- ショーケースをリリース
- 4時間で26億円相当のトークンを販売
- 2017年7~9月
- 「ルーレット」をリリース
- 2017年10~12月
- 「クラップス」と「ビデオポーカー」をリリース
- 2018年1~3月
- ベータリリース、公式リリース
- 「プログレッシブスロット」をリリース
2018年4月以降が気になりますが、ゲームの拡充やプロモーション活動が中心だと推測します。
②ライバルの存在
『公正なカジノ』を謳ったブロックチェーンカジノ銘柄は、結構多く存在します。
上場済のライバル銘柄として、Edgeless/DAO.Casino/RouletteToken/CoinPokerがありました(他にもあるはず)。
FunFairの時価総額は、これらのライバル銘柄よりも上であり、知名度も高いです。
しかし、FunFairの強み「低コスト・高品質・透明性の高いカジノ」は、他銘柄も同じように主張しています。
この業界は「機能面での差別化」が難しそうです。ユーザー獲得のためには、操作感やデザイン、口コミが大切なのかもしれません。
③市場規模から考えるトークンの価値
FunFair公式サイトによると、「市場規模は460億ドル」だと言われています。
仮に、FunFairが市場を独占した場合、「1FUN=2.67ドル(約300円)」程度になります。
※「460億ドル(市場規模)」を「172億FUN(発行上限枚数)」で割っています。「FUN」だけで市場経済が循環するイメージ。
既存のオンラインカジノ会社も黙っていないでしょうし、ブロックチェーンカジノ銘柄も数多く誕生しています。
市場シェア「10%」を獲得するのも苦戦すると思います。頑張っても「1FUN=0.267ドル(約30円)」程度。
これ以上の市場シェアを獲得できそう、もしくは市場が大きくなるのを期待している場合は、FUNを購入して良いかもしれません。
僕はFUN(FunFair:ファンフェア)を買うか?
- FunFairは、イーサリアムブロックチェーン上のオンラインカジノです。
- 公正・高機能・低コストを実現すると、FunFairは言っています。
- 以下の理由から、僕は買いません。
- ライバルが多く、差別化要素を見出しにくそうです。
- 僕自身がカジノ業界に疎い。興味が薄い。(判断に欠かせない要素だと思っている)
おすすめの取引所・買い方
海外取引所「Binance(バイナンス)」で購入することを推奨します。手数料が安く、取り扱い銘柄が豊富で、文句無し!
Binanceは日本円で仮想通貨を売買できないので、国内取引所からBinanceへ仮想通貨を送金する必要があります。
以下の手順であれば、スムーズに購入でき、ムダな手数料を支払わずに済みます。
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