仮想通貨『NCASH(Nucleus Vision)』は、独自センサーを活かしたIoTプラットフォームです。
この仮想通貨は、世界最大級の海外取引所「Binance(バイナンス)」で取り扱っています。
NCASHを買うか検討するために、価格推移・特徴・将来性を調べてみました。
目次
『NCASH(Nucleus Vision)』の基礎情報
通貨単位 | NCASH |
通貨名 | Nucleus Vision |
日本語名 | ニュークリアス ビジョン |
公開月 | 2018年2月 |
発行上限枚数 | 100億枚 |
アルゴリズム | - |
公式サイト | https://nucleus.vision/ |
@NucleusVision |
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『NCASH(Nucleus Vision)』の特徴
Nucleus Visionは、独自センサーを活かしたIoT(Internet of Things)プラットフォームを構築しています。
Nucleus Visionの通貨「NCASH」はERC20トークンであり、プラットフォ-ム内で使用されます。
Nucleus Visionが小売業界を変える
近年、『オフライン(実店舗)』より『オンライン』で商品を購入することが多くなりました。
- 消費者にとって
- わざわざ店舗に足を運ばなくても良く、好きなタイミングで商品を購入できる。
- 実店舗で煩わしいセールスを受けることがない。
- 小売業者にとって
- 出店費用/維持費が激安。
- 顧客データ(年齢・性別・住まい・購入履歴など)を容易に取得できる。
しかし、「実物を触ってみた上で買い物したい」というニーズが強いため、『オフライン(実店舗)』も必要です。
実店舗では「誰が来店したのか?」分からない
『オフライン(実店舗)』のデメリットは、データを取得するのが難しいこと。
通常、ショップ店員さんは、「誰が来店したか」や「過去に何を買ったことがあるか」分からないです。
なので、顧客と会話しながら「お客様が何を欲ししているか」を知り、商品を提案します。
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その点、オンラインの場合、ログインしてくれれば個人を容易に特定できます。
そして購買履歴も蓄積できますので、オススメ商品もレコメンドしやすい※です。
※Amazonなどのオンラインストアで、「こんな商品もお勧めです!」という提案を見たことある人も多いのでは?
顧客満足度を高める
Nucleus Visionは下記の機能により、これまで不可能であった顧客の行動を把握できます。
- 顧客の訪問をトレースする機能
- 店内で閲覧された経路、お気に入りの製品やブランド、将来の顧客の行動を店内で予測する機能
ショップ店員は嗜好をヒアリングすることがなく、顧客に合った商品を提案できます。
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小売以外への展開
Nucleus Visionは、小売業界を変革していくだけではありません。
- 住居などのセキュリティシステム
- 独自のIoTセンサーを使って潜在的な脅威や侵入者を特定する。
- ブロックチェーンネットワークを介して、関係者へデータを送信する。
- 幅広く展開
- スマートコミュニティ/スマートシティ、農業、交通、医療に向けた大規模なアプリケーションを提供。
主要テクノロジー
Nucleus Visionのプラットフォームに代表される技術は、4つです。
- ION(IoTセンサー)
- 即座に、200メートル以内の顧客を識別。
- 温度・圧力・動き・加速度・音を検知。
- Orbit(ブロックチェーンネットワーク)
- 顧客ID/顧客データ/NCASHトークンの情報を、正確かつ安全に、関係する人・システム間で交換。
- Neuron(分析エンジン)
- IONとOrbitからデータを収集。
- ディープラーニング分析により、リアルタイムな顧客ペルソナ(顧客増)を作成。
- NCASH(トークン)
- データ転送の際に使用。
- ロイヤリティプログラムで使用。(TSUTATAポイントみたいなもの)
チーム&スポンサー
Abhishek氏(CEO)は、ハーバード大学ビジネススクールに在籍、Martin氏(CMO)はLevi’sのセールスディレクターでした。
Nucleus Visionのチームは、40人のメンバーで構成されているようです。(人数を公開しているのは珍しい気がする)
- ブロックチェーン開発者:9人
- データサイエンティスト:5人
- IoTプラットフォームアーキテクト:1人
- マーケティングエキスパート:5人
- エンジニア:9人
- オペレーション専門家:11人
日本では、「intel」や「vodafone」が有名どころでしょうか。
『NCASH(Nucleus Vision)』の価格
価格推移チャート

NCASH価格推移チャート(2018年2月27日~3月3日)
ICO価格は1NCASH=0.01ドルでしたが、2月27日に0.043ドルまで上昇しています。
その後は0.027ドル~0.041ドル付近を行き来しています。
短期的に『約4.3倍(0.01ドル→0.043ドル)』の高騰です。
現在の価格
最新の価格は、以下の通りです。
『NCASH(Nucleus Vision)』の将来性を考える

ライブデータ(2018年3月3日時点)
既に10店舗でIoTセンサーが導入されていますが、今後どれだけ普及するのか気になるところ。
センサーが沢山使われることで大量のデータを取得できるので、プラットフォームとしての利用価値が上がると思います。
今後の動きは?

Nucleus Visionのロードマップ
2022年までのロードマップが描かれています。IoTセンサーの導入数まで定義する位、具体的に目標設定されています。
ここまで具体的に目標を公開しているのは珍しい気がします(好印象)!
※公式サイト:https://nucleus.vision/roadmap
簡単にまとめておくと、以下の通り。
- 2013年
- ハーバード大学教授のもとで研究
- 2014年
- エンジェル投資家TIm Draper氏から出資される
- 2015年
- PoC(実証実験)を実施
- 2016年
- プロダクト完成
- 2017年(センサー数:10個)
- プロダクトをローンチ
- 2018年(センサー数:5千個)
- トークンセール
- 小売業界へ展開
- 2019年(センサー数:13万個)
- グローバル拡張
- 2020年(センサー数:45万個)
- 住居・ビルなどのセキュリティサービスを展開
- 2021年(センサー数:74万個)
- 小売&セキュリティサービスの拡張
- 2020年(センサー数:100万個)
- デバイス管理システム
- Nucleus Vision SDK/APIを開放
- 他分野への展開
Nucleus Visionの優位性は?

独自センサー「ION」
Nucleus Vision独自の「IoTセンサー」が勝負の決め手になるはず。
- 採用ハードルが低い
- アプリ、RFID(よく電子マネーで使用される技術)/WiFi/Bluetooth/GPS/顔認証技術などに依存しない。
- 高セキュリティ
- データを安全に保つ。ブロックチェーンを介して情報を送信する。
- プラグ&プレイ
- インストールが簡単。
- 電源コンセントに差し込むだけでOK。
- リモート管理
- 直感的なUIで、センサーを管理できる。
- 堅牢
- 通信業界のハードウェア仕様に完全準拠。
- マイクロ秒単位で複数の一意のIDを識別することができる。
一番の差別化要素は「①採用ハードル」が低いことのようです。
(採用ハードルが低いと、顧客獲得しやすい)

Nucleus Visionのポジショニング
Nucleus Visionは、同業界におけるポジショニング調査を実施しています。
採用ハードルが低く、リアルタイム性が高いのは「Nucleus Vision」とのこと。
※あくまでもNucleus Vision自身の調査なので、参考程度に。
僕はNCASH(Nucleus Vision)を買うか?
- Nucleus Visionは、独自センサーを活かしたIoTプラットフォームを展開していきます。
- 僕は、NCASHを購入しておこうと思います。理由は以下の通り。
- 独自性の高いIoTセンサーが魅力的。
- 比較的歴史が長く、Binanceに上場したばかりなのに既にプロダクトが存在する。
- 目標が具体的である。
- 他にもIoT銘柄がありますが、どれも将来が気になります!
- RFID技術とブロックチェーン技術を融合した「WTC(ウォルトン)」
- トランザクション手数料無料を実現する「IOTA(アイオータ)」
おすすめの取引所・買い方
海外取引所「Binance(バイナンス)」で購入することを推奨します。手数料が安く、取り扱い銘柄が豊富で、文句無し!
Binanceは日本円で仮想通貨を売買できないので、国内取引所からBinanceへ仮想通貨を送金する必要があります。
以下の手順であれば、スムーズに購入でき、ムダな手数料を支払わずに済みます。
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