仮想通貨『PIVX(ピヴクス)』は、ビットコインとダッシュをベースにした匿名通貨です。
この仮想通貨は、世界最大級の海外取引所「Binance(バイナンス)」で取り扱っています。
PIVXを買うか検討するために、価格推移・特徴・将来性を調べてみました。
目次
『PIVX(ピヴクス)』の基礎情報
通貨単位 | PIVX |
通貨名 | PIVX |
日本語名 | ピヴクス |
公開月 | 2016年2月 |
発行上限枚数 | 無制限 |
アルゴリズム | PoS(Proof-of-Stake) |
公式サイト | https://pivx.org/ja/home_ja/ |
@_pivx |
ぶるたろう
その時の発行上限は、約4,320万枚でした。
『PIVX(ピヴクス)』の特徴
PIVXは、ビットコイン(BTC)とダッシュ(DASH)をベースにした匿名通貨です。
もともと「DNET(ダークネット)」という名前でしたが、「PIVX※」に変更しています。
※Private Instant Verified Transaction(X)の略。
ぶるたろう
そんなPIVXの特徴は、5つです。
- 強固な匿名性
- 即時決済
- PoS報酬が可変
- 決済費用が安価
- 無制限に発行可能
特徴①:強固な匿名性
PIVXは、「ゼロコイン」プロトコルによって高い匿名性を実現します。
BobがAmandaに送金したとします。Amandaは送金した人が誰か追いかけることができません。
特徴②:即時決済
「スウィフトTX決済」によって、決済確認が数秒で終わります。
マスターノード(10,000PIVXを保有する必要あり)ネットワークによって保証されているため、何重も決済確認を行って有効性を確認する必要がないです。
特徴③:PoS報酬が可変
PoS(Proof of Stake)は、コインの保有量に応じて報酬(新規発行コイン)をもらえる仕組みです。
PIVXは、マスターノード数が増えた時は報酬が減り、マスターノード数が減った時は報酬が増えます。
特徴④:決済費用が安価
PIVXは、PoSの効率性により安い決済費用を実現しています。
特徴⑤:無制限に発行可能
ビットコインの発行上限は約2,100万枚、ダッシュの発行上限は1,890万枚です。
PIVXは無制限に発行可能です。法定通貨(日本円など)のようですね。
ぶるたろう
発行上限が無い「法定通貨」のように、発行量を調整して景気コントロールするのか気になる。
DASHとPIVXの違い(比較)
PIVXがまとめた「DASHとPIVXの比較資料」をもとに、簡単にまとめておきます。
※PIVXが作ったこともあり自身を優位に書かれている部分もあると思いますが、参考になりました。
- DASHとPIVXの主な違いは、やはり承認アルゴリズムが異なること。
- DASH=PoW(Proof of Work)
- PIVX=PoS(Proof of Stake)
- ブロック生成間隔が異なります。間隔が短いPIVXの方が決済スピードが早いことになります。
- DASH=150秒
- PIVX=60秒
- PIVXの方が、匿名性(プライバシー)が高い。
- DASH=CoinJoin
- PIVX=CoinJoin+Zerocoin
- 同じタイミングで送金したい人のコインを混ぜ合わせて1つにまとめ、1つに束ねた取引を送金先に分配していくことを「CoinJoin」と言います。
- 例えば、AさんからBさんに、CさんからDさんに送金するとします。
- まず、送金元のAさん・Cさんのコインをシャッフルします。そうすることで、それらのコインは誰が持っていたか分からなくなります。
- しっかりシャッフルした後、送金先のBさん・Dさんに送金予定だった数量を配ります。
『PIVX(ピヴクス)』の価格
価格推移チャート

PIVX価格推移チャート(2016年2月13日~2018年1月30日)
2017年は最大で「約1,860倍(0.007ドル→13ドル)」の高騰。恐ろしい成長を見せています。
- 2016年
- 上グラフでは成長していないように見えますが、1PIVX=0.0005付近から0.007ドルまで上昇しています。14倍近くの成長です。
- 2017年1月~3月中旬
- 0.007ドルから0.1ドルまで上昇しています。3カ月で、14倍近くの成長です。
- 2017年3月下旬~
- 0.1ドルだったPIVXが、12月25日に13ドルまで高騰しました。
- その後、2018年1月10日に13.4ドルまで上昇しましたが、1月16日に7.75ドルまで下落。
現在の価格
最新の価格は、以下の通りです。
『PIVX(ピヴクス)』の将来性を考える
ロードマップ(今後の動き)

ロードマップ(例1:決定論的zPIVウォレット)
PIVXのロードマップは、日本語で説明されています。タイトルを抜粋すると以下の通りです。
- 2018年1~3月
- 決定論的zPIVウォレット
- zPIVステーキング (zPoS)
- iOSモバイルウォレット
- 新しいQTウォレットデザイン
- ウォレット内の提案タブ
- ウォレット内の投票タブ
- 外部ストレージデバイスへの自動バックアップ
- ハードウェアウォレット マスターノードの担保サポート元帳
- 新しいPIVX.orgのウェブサイト
- 2018年4~6月
- zPIVの非中央集権型取引(zDEX)
- 2018年7~9月
- コミュニティによってデザインされたガバナンス
- 2018年10~12月
- 柔軟性のあるブロックサイズ
- I2P ネットワーク統合
- U2F 統合
- ダンデライオン・プロトコル統合
ぶるたろう
匿名通貨銘柄の最新価格
匿名通貨と言ったら、ダッシュ(DASH)・モネロ(XMR)・ジーキャッシュ(ZEC)・ヴァージ(XVG)・ゼットコイン(XZC)ですかね。
匿名通貨銘柄の最新価格を比較してみましょう。
僕はPIVX(ピヴクス)を買うか?
- PIVXは、ビットコインとダッシュをベースにした匿名通貨です。
- PIVXは面白そうな通貨ですね。しかし、僕は匿名通貨に手を出さないポリシーのもと、買うのを控えます。
- マネーロンダリング(資金洗浄)や税金処理を追えないなどを理由に、国は匿名通貨を嫌がると思います。匿名通貨は真っ先に規制対象になるのを危惧しています。
- でも一つ言えることは、匿名通貨自体は全く悪くないです。匿名通貨を悪用する人が悪いだけ。
- 匿名通貨のことを更に知りたい方は「そもそも匿名通貨とは?人気5銘柄の特徴を比較してみた」をどうぞ。
おすすめの取引所・買い方
海外取引所「Binance(バイナンス)」で購入することを推奨します。手数料が安く、取り扱い銘柄が豊富で、文句無し!
Binanceは日本円で仮想通貨を売買できないので、国内取引所からBinanceへ仮想通貨を送金する必要があります。
以下の手順であれば、スムーズに購入でき、ムダな手数料を支払わずに済みます。
▼この記事を読んだ方へのオススメ記事3選▼