仮想通貨『RPX(Red Pulse:レッドパルス)』は、中国経済や資本市場を網羅するリサーチプラットフォームです。
この仮想通貨は、世界最大級の海外取引所「Binance(バイナンス)」で取り扱っています。
RPXを買うか検討するために、価格推移・特徴・将来性を調べてみました。
目次
『RPX(Red Pulse)』の基礎情報
通貨単位 | RPX |
通貨名 | Red Pulse |
日本語名 | レッドパルス |
公開月 | 2017年10月 |
発行上限枚数 | 約13.6億枚 |
アルゴリズム | - |
公式サイト | https://coin.red-pulse.com/ |
@red_pulse_china |
『RPX(Red Pulse)』の特徴
Red Pulse(レッドパルス)は、中国経済や資本市場を網羅するリサーチプラットフォームです。2015年創業であり、既にプロダクトが存在します。
なお「RPX」は中国版イーサリアム「NEO(ネオ)」のトークンであり、Red Pulseプラットフォーム内で使用されます。
Red Pulseの問題意識
名目GDPは第2位、購買力平価説(PPP)は第1位を誇る中国は、投資家やグローバル展開したい企業にとって魅力的な存在。
しかし中国市場に参入する前にリサーチしますが、「何の情報が正しいのか」判断するのが難しいのです。午前中に報道されたニュースは、午後にはひっくり返されることも日常茶飯事とのこと。
また情報が溢れている割にリサーチ人材が不足しているため、情報処理しきれない状況があります。(中国だけに言えたことでは無い)
その上、小規模なリサーチ企業/人材は、安い価格設定でビジネスせざるを得ない状況です。
Red Pulseのソリューション
Red Pulseは4つのステップで、中国における情報を読者へ提供していきます。
- 情報の集約
- 自動/手動で、数百のWebサイト・財務データ・独自データベースから情報収集を行う。
- キュレーション
- 中国のリサーチアナリストが、無益な情報を切り捨て、偏見のある観点を緩和し、実行可能な決定ができるマーケット情報をハイライトする。
- 分析
- 厳選されたマーケット情報は、関連性について系統的に評価される。
- 市場・部門・企業・投資家への影響を説明するために、リサーチ&分析を行う。
- 生産
- アナリストとコンテンツ編集者は、分析を微調整し、磨き上げた情報を提供し、プランニング/投資の意思決定を行う顧客が情報を消化しやすいようにする。
Red Pulseプラットフォームでは、価値のある情報を提供した人への報酬として「RPX」トークンを支払うことになります。
また、著者の「信用度スコア」を計算して読者に示しますので、情報の確からしさを確認できるようになります。
Red Pulseのプロダクト
Red Pulseは既に3つのプロダクトを提供しており、大手金融機関やFortune 500企業が活用しているとのこと。
①WEBポータル
リサーチ結果を知ることができるWebサイトですね。
②モバイルアプリ
iPad/iPhone向けのiOSアプリがリリースされています。興味がある方は、ダウンロードしてみてください!
③財務ターミナル
Bloomberg、Thomson Reuters、S&P Capital IQ、FactSetとのパートナーシップがあり、統合されているとのこと。
『RPX(Red Pulse)』の価格
価格推移チャート

RPX価格推移チャート(2017年10月29日~2018年3月15日)
- 2017年の最安値/最高値/高騰率を見る(グラフのグリーン線)
- 最安値=約0.035ドル
- 最高値=約0.3ドル
- 高騰率=約8.6倍
- 「対BTC」で実質的な価格を見る(グラフのオレンジ線)
- ICOを終え、2017年12月中旬まで下落の一途をたどる。(1RPX=0.0000018BTC)
- 2018年1月9日、1RPX=0.00005BTCまで高騰するも、下落傾向です。
現在の価格
最新の価格は、以下の通りです。
『RPX(Red Pulse)』の将来性を考える
ロードマップ
Red Pulseの進捗状況、およびロードマップは以下の通り。「RPX」トークンを発行する前からビジネスしているため、いくつかの実績があります。
※僕が重要だと思った部分を、黄色塗りしています。
- 2015年~2017年
- Webベースのリアルタイムの中国の金融研究プラットフォームを開始
- グローバル・アセット・マネジャーやトップ投資銀行を含む「50機関」の顧客
- 中国市場ニュースレターには、50,000以上の加入者がいる
- ウェブサイトの改善
- iOSモバイルアプリをローンチ
- Bloomberg、Thompson Reuters、S&P Capital IQ、FactSet金融ターミナルとのパートナーシップと統合
- 機械学習ベースの市場イベントデータの収集・分類・変換プラットフォームのプロトタイプ
- 2017年Q3
- 「Accenture Fintech Innovation Lab Asia-Pacific」に選ばれた
- RPXトークン ホワイトペーパーリリース、販売と流通
- 2017年Q4
- 既存のプラットフォームを置き換えるPython / Djangoプラットフォームの開発を開始
- 機械学習ベースのデータ分類と変換プロセスの改善を継続
- 研究レポートの標準テンプレート+パブリッシングツールキットの作成
- Android版モバイルアプリをローンチ
- 社内のブロックチェーン開発者とNEOコミュニティ開発者の作業グループを作成する
- キースタッフの雇用
- 2018年Q1
- 新しいPython / Djangoプラットフォームをローンチ
- Webプラットフォーム、モバイルアプリ、端末、電子メールニュースレター間でのカスタマイズ可能なリサーチ/インサイトフィードの同期
- WeChatミニアプリ開発
- NEOブロックチェーンとNeoContractを介して、収益化メカニズムとしてのRPXトークンの統合を開始
- 私たちの機械学習とNLPアルゴリズムから生成されたキーワードやトピックに基づいて構築されたCloud Eventデータフィードの開発を開始する
- 新しいプラットフォームと調和したモバイルアプリ(iOSとAndroid)の見直し
- プレミアムサービスとして既存のプラットフォームコンテンツおよびデータのクライアントAPIをローンチ
- 2018年Q2
- RPXベースのプラットフォームベータテスト
- クラウドイベントデータフィードベータテストの統合
- 市場データフィードの統合
- 代替データパートナーシップと統合
- パートナーシップ、ファイナンシャル・アドバイザー、資産管理者、証券会社、それぞれのオンライン/モバイル・アプリケーションとの統合
- 2018年Q3/Q4
- 新しいRPXベースのオープンリサーチプラットフォームのローンチ
- Cloud Eventデータフィードの完全統合
- プレミアム顧客向けにAIベースのインテリジェントアシスタントの開発を開始
- アジアへの研究範囲拡大
- 株式ウォッチリストと複数ポートフォリオ追跡機能
- カスタム分析と洞察のためのB2Bマーケット&ビジネスインテリジェンスエンジンの開発を開始
- 2019年
- オープンソースRPXトークンベースのブロックチェーンにより、他のアフィリエイト金融サービスおよびプラットフォームをRed Pulseプラットフォームと統合
- 北米およびその他の残りの市場への研究範囲拡大
- 主要金融ハブ都市(上海、香港、シンガポール、東京、ソウル、フランクフルト、ロンドン、ニューヨーク)で業界カンファレンスを開始
- 機関顧客向けにB2Bカスタマイズ可能なマーケットインテリジェンスエンジンを発売
- AIベースの洞察と分析ツールを、トレーニングセットとしてクライアントベースから集められた履歴ユーザーアクティビティデータを使用して拡張
- 金融および投資リテラシーを育成するため、大学やその他の教育機関と提携
- Red Pulseプラットフォームのプライベート、セミプライベート、パブリック情報のプライバシーと制御を保証するブロックチェーンベースのアイデンティティセキュリティプラットフォームとパートナーシップ
- 研究と情報分析コミュニティにおけるイノベーションを促進することを主目的とした独立した非営利団体を創設する
- AIベースのインテリジェント・アシスタントの開発を開始して、ユーザーの関連する公開情報の特定、保存、検索、評価、分析を支援する
2018年中にプラットフォームを完成させ、2019年に浸透させていくようです。2018年末から大きく成長するかもしれません。
ぶるたろう
どこまで浸透していくか楽しみですね。
僕はRPX(Red Pulse:レッドパルス)を買うか?
- Red Pulseは、中国経済や資本市場を網羅するリサーチプラットフォームです。
- 「良い記事を書いた人に報酬を与える」というアイデアは、STEEM(スチーム)やYOYOW(ヨヨー)と似ています。
- Red Pulseはビジネスに特化しており、STEEMやYOYOWはどんなコンテンツでも取り扱うイメージ。
- 「RPX」は記事寄稿者向けのトークン。中国にいる記事寄稿者が「Red Pulseプラットフォームで、お金を稼ぎたい」と思えるか、僕には分かりません。
- トークン利用者の気持ちが想像できない銘柄には、手を出さないようにしています。
おすすめの取引所・買い方
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