仮想通貨『ZIL(Zilliqa:ジリカ)』は、スマートコントラクトを実現できる高スペックなdAppsプラットフォームです。
この仮想通貨は、2018年3月5日に世界最大級の海外取引所「Binance(バイナンス)」で取り扱うようになりました。
ZILを買うか検討するために、価格推移・特徴・将来性を調べてみました。
目次
『ZIL(Zilliqa)』の基礎情報
通貨単位 | ZIL |
通貨名 | Zilliqa |
日本語名 | ジリカ |
公開月 | 2018年1月 |
発行上限枚数 | 126億枚 |
アルゴリズム | - |
公式サイト | https://www.zilliqa.com/ |
@zilliqa |
ぶるたろう
『ZIL(Zilliqa)』の特徴
Zilliqaは、スマートコントラクトを実現できる、高スペックなdAppsプラットフォームです。
Zilliqaの通貨「ZIL」はERC20トークンであり、プラットフォーム内で使用されます。
ビットコインやイーサリアムには問題がある?
ビットコインやイーサリアムブロックチェーンは処理が遅いことが問題として挙げられています。(ビットコインは1秒に7件、イーサリアムは1秒に10件処理できる)
1秒に8,000件処理しなければならない「VISA」をブロックチェーン上で稼働させたら、処理が全然間に合わず、パンクしてしまいますね…。
また、ビットコインやイーサリアムの承認アルゴリズムは「PoW(Proof of Work)」であり、マイニングに莫大な資金がかかります。
※イーサリアムは「PoW」から「PoS(Proof of Stake)」に移行予定。
Zilliqaは、これらの問題を解決していきます。これから簡単にZilliqaのことを説明していきます。
Zilliqaは超高速処理を実現
Zilliqaは1秒に2,488件を処理できます(2018年3月時点)。
10,000ノードでネットワークを構成すれば、VISAなどの「クレジットカード決済システム」が求めるスペックを満たせるようになります。
超高速処理を実現する「Zilliqa」の技術的な特徴は2点です。
- シャーディング
- データフロースマートコントラクト
技術①:シャーディング
1つのネットワークを複数のネットワーク(シャード)に分割することを、「シャーディング」と言います。
仕事を並列処理することで、仕事を早く終わらせることができるのです。
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技術②:データフロースマートコントラクト
イーサリアムのプログラミング言語は「SOLIDITY」ですが、Zilliqaは「SCILLA」という独自の言語を用意しています。
「SCILLA」は簡単に並列化できる大規模な計算を実行するデータフロープログラミングスタイルに従います。
効率の良いマイニング
Zilliqaのマイニングは、電気代が安く済む、かつ安定的に報酬を得られるように設計されています。また、取引手数料が安くなります。
マイナーが嬉しいだけでなく、私たちユーザーにもメリットがありますね!
※「マイニングって何?」と思われた方は、「難しい用語を使わないでブロックチェーンを説明」をどうぞ。
『ZIL(Zilliqa)』の価格
価格推移チャート
- 上記期間における最安値/最高値/高騰率を見る(グラフのグリーン線)
- 最安値=約0.03ドル
- 最高値=約0.15ドル
- 高騰率=約5倍
- 「対BTC」で実質的な価格を見る(グラフのオレンジ線)
- 2018年1月、1ZIL=0.000014BTCまで高騰。(これまでのピーク)
- 価格がじわじわと下落しており、ピーク時の2分の1程度に。
現在の価格
最新の価格は、以下の通りです。
『ZIL(Zilliqa)』の将来性を考える
ロードマップ
Zilliqaは2018年に開発を一気に進め、dApps(分散型アプリ)をリリースします。
- 2017年7月
- Zilliqaプロジェクト開始
- 2018年1~3月
- ソースコードのリリース
- テストネットVer.1.0のリリース
- 2018年4~6月
- スマートコントラクトα版をリリース
- テストネットVer.2.0のリリース
- 2018年7~9月
- スマートコントラクトβ版をリリース
- メインネットを公開
- 2018年10~12月
- アンカーアプリをリリース
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ライバルの存在
Zilliqaのライバルを、ざっと挙げると以下の通り。
言わずもがな、イーサリアムはdAppsプラットフォーム銘柄の王様ですね。
中国版イーサリアム「NEO(ネオ)」は、1秒あたり1,000件処理できます。理論値は10,000件を処理可能であり、高パフォーマンスを実現します。
「EOS(イオス)」や「POA(ポアネットワーク)」は、Zilliqaと同様、スマートコントラクトと高速処理をアピールしています。
「IOST(IOSトークン)」は、Zilliqaと同様、シェーディング技術を用いています。
これらの銘柄どれにも言えることですが…
- メインネット上で実際にdAppsが稼働してみないと、高速処理できるか分かりません。
- Zilliqaも1秒に2,488件を処理すると言っても、あくまでもテストネットでの話。
- イーサリアムなどの既存ブロックチェーンインフラも、日々改善していきます。(停滞しているわけではない)
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僕はZIL(Zilliqa:ジリカ)を買うか?
- Zilliqaは、スマートコントラクトを実現できる、高スペックなdAppsプラットフォームです。
- 並行処理できる「シェーディング」が特徴。
- 僕は、ZILをお試し買いしておきます。メインネットがリリースされたら、再び投資判断します。
- コミュニティが強い(Binance上場投票1位)。
- 開発スケジュールが短い(2018年中にメインネットをリリース)。
- とはいえ、まだ始まったばかりのプロジェクトであり、実績が乏しい。
おすすめの取引所・買い方
海外取引所「Binance(バイナンス)」で購入することを推奨します。手数料が安く、取り扱い銘柄が豊富で、文句無し!
Binanceは日本円で仮想通貨を売買できないので、国内取引所からBinanceへ仮想通貨を送金する必要があります。
以下の手順であれば、スムーズに購入でき、ムダな手数料を支払わずに済みます。
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