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【米国株投資を始めた理由】なぜ日本株ではダメなのか?

米国株投資を始めた理由

株式投資を始めた8年前は、日本株に投資することが当たり前だと思っていました。

そもそも米国株に投資しようなんて発想すら無かったです。

 

しかし…そんな私が、今となっては給与の約30%を米国株に回しています。

 

本記事では米国株投資に本腰を入れるようになった理由を紹介します。

これから米国株を始めようと考えている皆様の参考になれば幸いです。

米国株投資を始めたキッカケは「超高配当ETF」

私が初めて出会ったのは、PFFという超高配当ETFでした。

以下の株価チャートの通り、超安定的な株価を維持しつつも、配当利回りが5%を超えていました。

PFFチャート(~2018年10月26日)

PFFチャート(~2018年10月26日)

当時の私として、この株価がずっと続き、配当を手に入れることができれば、安泰だろうと考えていました。

もちろんリーマンショック級の暴落が起きたら、大きな含み損を抱えることになりますが、幸い大暴落していません。

 

ぶるたろう

PFFって、神ETFなんじゃないか!?

調子に乗った私は、米国株に一層の興味を抱くようになったのでした。

「株式投資の未来」を読んで、米国株に惚れた

ジェレミーシーゲル著「株式投資の未来」と出会い、米国株への長期投資の意義を理解し、投資戦略を確立できました。

 

あらゆる投資メディアでは、分散・長期投資が推奨されていますが、根拠が薄いものが多いです。

しかし、この本は200年以上にわたるデータから、米国株への長期投資の根拠を存分に語ってくれています。

 

データ1:株式の長期投資は儲かった

1802年~2003年の実質トータルリターン(引用:株式投資の未来)

1802年~2003年の実質トータルリターン(引用:株式投資の未来)

200年前に1ドルを株式投資していれば、約60万ドルに!!

当時は投資ハードルが高かったでしょうし、そもそも200年も長期投資できる人は稀でしょうが、爆益を成していたことになります。

タンス預金していたら、1ドルが0.07ドルまで目減りしています。なんとも残酷…

 

データ2:高配当戦略の意義

配当利回りをベースに分類したS&P500の累積リターン(引用:株式投資の未来)

配当利回りをベースに分類したS&P500の累積リターン(引用:株式投資の未来)

受け取った配当を再投資することで、市場平均を大きく上回る結果をもたらしてきました。

そして高配当銘柄のグループほどリターンが大きく、低配当銘柄はリターンは低い割にリスクが最も大きい結果になっているのは見物です。

 

データ3:暴落は味方になる

投資資産別の累積リターン(引用:株式投資の未来)

投資資産別の累積リターン(引用:株式投資の未来)

当然、株式は常に右肩上がりのチャートを描くわけではありません。景気は循環しており、何年かに一度は暴落を経験するのは当たり前のこと。

「暴落は嫌だな」と思うかもしれないですが、長期投資には暴落局面が必須であることも実証されているのです。

MEMO

「株式投資の未来」は、ほとんどの米国株投資家が影響を受けたであろう良書です。一読することをお勧めします。

日本株と米国株を比較する

日本が世界を牽引している時代は終わり、今は米国が世界のリーダーとなってしまいました。

これから日本と米国をデータ比較していきますが、米国が強すぎて日本が弱小国に見えるでしょう。しかし日本の時価総額は世界2位であることを認識ください。

 

平成の間、日本株は低迷していた

現に平成における日本と米国のパフォーマンスには、大きな開きがあります。

平成時代の日経平均株価とS&P500パフォーマンス

平成時代のパフォーマンスを見るに、今後の日本(青:日経平均株価)には期待できないのが正直なところ。

アメリカの代表的指数(赤:S&P500)とは雲泥の差です。

 

世界のトップ企業は、米国企業ばかり

そして株価よりも生々しいのが、以下の図表。

引用:ダイヤモンドオンライン

引用:ダイヤモンドオンライン

30年間で世界のトップ企業はガラッと入れ替わっています。日本人として悲しいけど、これが現実です。

日本を代表するトヨタ自動車が35位にいて、他49銘柄は日本以外です。米国ばかり。

 

日本の人口は減り続けている

街を歩いていても老人を見かけることが多くなりましたよね。今後、さらに高齢化が進んでいくのは不可避です。

引用:ダイヤモンドZAi

引用:ダイヤモンドZAi

若い人が少ないと、働き手が減ったり(生産力の低下)、個人消費の減少は否めません。

日本国内で推奨されているポートフォリオへの疑問

日本国内では、日本株や日本債券を中心にポートフォリオを組むことが推奨されています。

しかし私は、その理由を理解できません。日本株・債券だからと言って、安全ではないし、決してリスクは低くないと考えます。

 

マネックス証券によるポートフォリオ診断

マネックス証券でシミュレーションした資産配分結果

マネックス証券でシミュレーションした資産配分結果

中間くらいのリスクを取る場合、国内株式の比率は26.2%でした。まあまあ割合多めという印象です。

 

日本の年金ポートフォリオ

GPIFの基本ポートフォリオ

GPIFの基本ポートフォリオ

日本株は25%。マネックス推奨ポートフォリオと似ていますね。

多額の年金を運用しているGPIFは、日本債券が多くて保守的です。大事な年金を運用しているわけで、ディフェンシブであって当然かも。

 

人気ロボアド「ウェルスナビ」の推奨ポートフォリオ

ロボアド大手「ウェルスナビ」の推奨ポートフォリオは以下の通り(リスク許容度=普通)。

ウェルスナビのポートフォリオ

ウェルスナビのポートフォリオ

日欧株(VEA)に日本株が20%くらい含まれているので、日本株が占める割合は実質4%です。

私はウェルスナビを始めたからこそ、「日本株の比率って少なくて良いんだな!」と確信を持てました。

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さいごに:日本株だけで良いのか?米国株にも投資しよう

日本株・日本債券を中心としたポートフォリオは、ガラパコス化してしまっているように感じてしまいます

もっともっと世界を見なければ、取り残されるでしょう。

 

資産配分は本人の自由です。数十年後、米国株より日本株が成長していると考えるなら、日本株に投資すべきです。

しかし私は、日本一辺倒のポートフォリオを見ていられません。

平成のパフォーマンスを見ていると日本は絶望的ですし、これからも低迷し続けるであろうことが安易に想像できます。

 

以上です。関連記事も合わせてどうぞ。

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