ぶるたろう
そう思って現金比率を意識していた私。
いざ価格下落を目にすると、本当に買って良いか迷いますし、より下落した時に後悔するでしょう。
そんな弱小投資家である私は、買付タイミングなんて狙うべきじゃないと思うようになりました。
VT(全世界株式ETF)チャートを見てみる
私のポートフォリオコアであるVT(全世界株式ETF)のチャートを見てみます。
2008年からの13年間で大きな暴落は2回もありました。2020年のコロナショックと、2018年のリーマンショックです。
- 金融危機時に果敢に買い増しできたか?
- タイミングよく買い増しできたか?
弱小投資家の私は「No」と断言できます。
現に、コロナショック時は「まだまだ下がるだろうな」と思い、買い増しチャンスを掴めませんでした。
コロナショック:34日で下がりきった
コロナショックは34日間で下がるところまで下がり、リバウンドしています。
- 2020年2月19日:83.01ドル
- 2020年3月23日:54.48ドル
この時は買い増しできる空気じゃなかったですね。かなり怖かったのを覚えています。
まだまだ下がるかもしれない。
リーマンショック級の金融危機かもしれない。
しかし、あっという間にV字回復してくれ、今となっては最高値を更新し続ける躍進っぷり。
「コロナショックの時に買っておけば良かった」と思うかもしれないですが、後の祭りです。
ぶるたろう
リーマンショックのように長く下げ続けるかもしれないという気持ちから、買い増しできなかった。
リーマンショック:169日で下がりきった
リーマンショックは169日間で底値に到達しました。
- 2008年9月15日:46.41ドル
- 2009年3月2日:24.93ドル
100年に一度の金融危機と言われたり、金融経済の終焉…と騒がれたり。
そして就職難、業績悪化、ボーナスカット、突然の倒産。景気が悪く、投資どころじゃなかったのを覚えています。
なお、ググッと下がった10月6日に買い増しても、その時は32.78ドル。
3月2日には24.93ドルになり、24%も下落しました。きっと10月に買ったことを後悔したはずです。
絶好の買い場なんて分からない
- 「もっと下がるかもしれない」と思って買えない。
- 「これ以上、下がることはないはず」と信じて買っても、追い討ちをかけるように暴落。
チャートがどのように動くか分からないので、一気に買い増しする絶好のチャンスを掴めないでしょう。
ましてや、暴落している時は「やっぱり積立しても意味が無いのでは…」という不安から、毎月の定額積立すら迷うでしょう。
積立を継続するのもシンドい状況なのに、さらに現金を出して買い増す勇気なんて持てないはずです。
欲張って底値での大量買いを狙うのではなく、コツコツと決まった金額を買付するだけ。
素人投資家には、これを守るだけで十分だと感じています。
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