「INDEX関数って何?」「どのように使えばいいの?」といった疑問を、1分以内に解消できるように分かりやすく説明します。
INDEX関数とは?

今日は仕事が暇だな。セル子さんにINDEX関数を教えてあげよう。

INDEX関数って何ですか?
用途
指定した行番号・列番号にあるデータを取得する。
INDEX関数の使用頻度
★☆☆(1つ星)
(使用頻度の目安) ★★★:よく使う。手が勝手に動くレベルまで練習したほうがいい。 ★★☆:まあまあ使う。知っておいて後悔しない。 ★☆☆:あまり使わない。頑張って覚えなくてもいい。
INDEX関数の入力方法
=INDEX(①,②,③,④)
① | セル範囲を指定します。直接入力するか、セル参照します。 ※セル範囲が1列のみである場合、行番号(②)は省略可。 ※セル範囲が1行のみである場合、列番号(③)は省略可。 |
② | 指定したセル範囲の中にある行位置を数値で指定します。 ここで指定する数値は、起点[=セル範囲(①)の先頭・左端セル)]から数えます。 |
③ | 指定したセル範囲の中にある列位置を数値で指定します。 ここで指定する数値は、起点[=セル範囲(①)の先頭・左端セル)]から数えます。 |
④ | セル範囲(①)を複数指定した場合、どこのセル範囲を利用するか指定できます。 ※省略可。省略した場合、領域番号は”1″になります。 |
INDEX関数の使い方

- 2月にあったテストのセル子さんは何点だったでしょうか。G2セルに入力する関数は以下の通りです。
=INDEX(B2:C4,3,2)
- 「①セル範囲」としてB2:C4を指定しました。B2セルが起点になります。
- “2月”行は、B2セル(起点)から2つ目です。「②行番号」は”2”と入力します。
- “セル子”列は、B2セル(起点)から2つ目です。「③列番号」は”2”と入力します。
- INDEX関数は、B2:C4(①セル範囲)中の2行目/2列目にあるデータ”80″を取得します。

行番号・列番号を数えるのが面倒です!

セルの位置を数値で返す「MATCH関数」と組み合わせることで、行番号と列番号を数えなくて済むんだ。
INDEX関数とMATCH関数を組み合わせる場合
=INDEX(B2:C4,MATCH(E2,A2:A4,0),MATCH(F2,B1:C1,0))
詳細は「INDEX,MATCH関数を組み合わせて使う」をどうぞ。
あわせて知っておきたい関数
関数名 | 頻度 | できること |
VLOOKUP | ★★☆ | 検索範囲の1行目で特定のデータを検索し、該当する行の指定列にあるデータを取得する。 |
HLOOKUP | ★☆☆ | 検索範囲の1列目で特定のデータを検索し、該当する列の指定行にあるデータを取得する。 |
MATCH | ★☆☆ | 検索範囲内で指定した値で検索し、最初に見つかったセルの位置を数値で返す。 |
LOOKUP | ★☆☆ | 検索範囲の1行目または1列目で特定のデータを検索し、該当する行の指定列にあるデータを取得する。 (検索範囲内で該当する行がない場合、検索値以下の最大値を取得する) |
>>【まとめ】仕事を早く終わらせるために、知っておくべきExcel関数
おさらい

行と列を数値で指定してデータを取得するのが、INDEX関数!
数値を数えるのが面倒ですね。

MATCH関数と組み合わせて利用すれば、VLOOKUP関数より使い勝手が良くなるんだ!