IF関数って何?
どのように使えばいいの?
といった疑問を、1分以内に解消できるように分かりやすく説明します。
目次
IF関数とは?用途を説明
エク先輩
セル子
よし、あと100人分の入力で終わる!
エク先輩
条件を満たす場合と満たしていない場合に、返す値を指定するんだ。
セル子
IF関数の使用頻度
★★★(3つ星)
★★★:よく使う。手が勝手に動くレベルまで練習したほうがいい。
★★☆:まあまあ使う。知っておいて後悔しない。
★☆☆:あまり使わない。頑張って覚えなくてもいい。
IF関数の入力方法
=IF(①,②,③)
① | 条件を指定します。 条件を満たしている場合は「TRUE」、満たしていない場合は「FALSE」になります。 |
② | ①が「TRUE」の場合に、返す値を指定します。 |
③ | ①が「FALSE」の場合に、返す値を指定します。 |
IF関数の使い方
条件に文字列を指定する場合
D2セルに入力する関数は以下の通りです。
=IF(C2=”男”,”〇”,””)
エク先輩は”男”なので、結果は”〇”になります。もし、”女”だったら、”(空白)”になります。
エク先輩
セル子
条件に数値を指定する場合
エク先輩
- 英語の点数が70点以上の場合は”合格”
- 70点未満の場合は”不合格”
とする場合は、以下のようにすればいいんだ。
D2セルに入力する関数は…
=IF(C2>=70,”合格”,”不合格”)
エク先輩は60点なので、結果は”不合格”になります。セル子は90点なので、結果は”合格”になります。
セル子
IF関数の応用①:複数条件
「英語も数学も70点以上の場合は”合格”、それ以外は”不合格”にしたい。」といった場合は、AND関数を使います。
E2セルに入力する関数は…
=IF(AND(C2>=70,D2>=70),”合格”,”不合格”)
エク先輩は、数学は70点以上でも、英語が70点未満です。
「英語と数学が両方とも70点以上か?」という条件を満たしません。
よって、不合格(FALSE)になります。
セル子は「英語と数学が両方とも70点以上か?」という条件を満たします。
よって、合格(TRUE)になります。
エク先輩
IF関数の応用②:複数分岐
1つの条件を段階的に評価したい場合は、IF関数を組み合わせて使います。
- 70点以上:〇
- 50点以上~70点未満:△
- 50点未満:×
D2セルに入力関数は…
=IF(C2>=70,”〇”,IF(C2>=50,”△”,”×”))
60点であるエク先輩は、なぜ”△”になるか確認してみましょう。
- まず最初のIF部分を見てください。条件は「70点以上か?(C2>=70)」です。
- 60点の場合は、条件を満たしませんので、次のIF部分「IF(C2>=50,”△”,”×”)」に移ります。
- 次の条件は「50点以上か?(C2>=50)」です。
- 60点の場合は「50点以上か?」を満たしますので、”△”になります。
セル子は90点です。最初のIF部分の条件「70点以上か?(C2>=70)」を満たすので”〇”になります。
セル子
エク先輩
=IFS(C2>=70,”〇”,C2>=50,”△”,TRUE,”×”)
IF関数の応用③:空白処理の方法
指定した条件が”空白”の時もあります。空白だったら、空白にしておきたいということも多々あります。
のび太はテストを受けていないので、点数はありません。
D4セルに
=IF(C4=””,””,”〇”)
と入力すれば、テストを受けた人欄(D列)に”〇”が表示されなくなります。
エク先輩
あわせて知っておきたい関数
関数名 | 頻度 | できること |
AND | ★★☆ | 複数の条件が、全てTRUEかどうか調べる。 |
OR | ★★☆ | 複数の条件が、一つでもTRUEかどうかを調べる。 |
NOT | ★☆☆ | ある結果を反転させる。 |
IFS | ★★☆ | 複数の条件を順に判定し、結果に応じた値を返す。 |
SUMIF | ★★★ | 1つの条件に一致する数値の合計を求める。 |
COUNTIF | ★★★ | 1つの条件に一致するセルの個数を求める。 |
