「株式投資や投資信託をやりたいけど、おすすめの証券会社は?」といった疑問を解消できるよう、証券会社4社を比較してみました。
- 野村證券
- 大和証券
- 楽天証券
- SBI証券
先に結論から言いますと、株初心者なら「楽天証券」がおすすめです。
目次
「手数料の安さ」で証券会社を選ぶべき
証券会社を選ぶ際には「手数料の安さ」を重視しましょう。少額投資家なら尚更のこと。
手数料の高い証券会社を使えば、投資で損する可能性が高くなることを知っておくべきです。
ケース①:100,000円で株を買い、110,000円で売る
売買差額は+10,000万円(+10%)です。しかし売買手数料を加味すると、実際の利益は減ります。
- A証券(売買手数料=2,500円)
- 10,000円−2,500円−2,500円=+5,000円(+5%)
- B証券(売買手数料=100円)
- 10,000円−100円−100円=+9,800円(+9.8%)
ケース②:100,000円で株を買い、101,000円で売る
売買差額は+1,000万円(+1%)です。しかし売買手数料を加味すると、赤字になることも。
- A証券(売買手数料=2,500円)
- 1,000円−2,500円−2,500円=−4,000円(−4%)
- B証券(売買手数料=100円)
- 1,000円−100円−100円=+800円(+0.8%)
ケース③:100,000円で株を買い、90,000円で売る
売買差額は−10,000万円(−10%)です。しかし売買手数料を加味すると、もっと損します。
- A証券(売買手数料=2,500円)
- −10,000円−2,500円−2,500円=−15,000円(−15%)
- B証券(売買手数料=100円)
- −10,000円−100円−100円=−10,200円(−10.2%)
主要な証券会社4社の手数料を比較
総合証券会社から野村證券・大和証券、大手ネット証券会社からSBI証券・楽天証券をピックアップし、手数料を比較してみました。
国内株式の手数料
証券会社 | 取引額(円) | |||
5万 | 10万 | 50万 | 100万 | |
野村證券 | 2,808 | 2,808 | 7,020 | 11,967 |
大和証券 | 2,700 | 2,700 | 6,210 | 12,420 |
楽天証券 | 54 | 97 | 270 | 525 |
SBI証券 | 54 | 97 | 270 | 525 |
海外株式(米国株式)の手数料
証券会社 | 取引額(円) | |||
5万 | 10万 | 50万 | 100万 | |
野村證券 | 5,400 | 7,668 | 7,668 | 10,260 |
大和証券*1 | ? | ? | ? | ? |
楽天証券*2 | 594 | 594 | 2,376 | 2,376 |
SBI証券*2 | 594 | 594 | 2,376 | 2,376 |
*1: 外国株式(国内店頭取引)は、取引価格に取引コストが含まれているため、不明。
*2: 取引1回につき約定代金の税抜0.45%がかかる(最低手数料5米ドル、手数料上限20米ドル)。1米ドル=110円で試算。
楽天証券とSBI証券の手数料は、圧倒的に安いです。この2社は常に競い合っており、今は手数料が同じになっています。
野村や大和を選ぶメリットは無い、というのが私の意見です。
証券マンへ資産運用を一任したいなら別ですが、高額な手数料を支払うことで勝てる試合も勝てなくなります。
楽天証券とSBI証券のスペック比較
ネット証券でトップを争う楽天証券とSBI証券のスペックを見ていきましょう。
項目 | 楽天証券 ネット証券2位 | SBI証券 ネット証券1位 |
口座数 | 261万 | 426万 |
NISA | 対応 | 対応 |
つみたてNISA | 対応 | 対応 |
iDeCo | 対応 | 対応 |
IPO | 少なめ | 多い |
テーマ投資 | なし | あり |
ロボアド投資 | 楽ラップ | ウェルスナビ THEO |
ポイント投資 | あり | なし |
提携銀行のメリット | 楽天銀行 金利0.1% | 住信SBIネット銀行 為替手数料最安 |
両社ともにNISA/iDeCoに対応していますし、取り扱い銘柄も大差がありません。
違いと言えば、楽天証券は楽天サービスとの連携力が強く、SBI証券は機能が豊富といったところでしょうか。
楽天証券の特徴
- 楽天カードで投資信託を買えて、ポイントが貯まる
- 楽天ポイントで投資信託を買える
- 楽天銀行と連携することで、普通預金の金利が0.1%になる(メガバンクの100倍)
SBI証券の特徴
- ネット証券口座数No.1
- IPO(新規公開株)実績豊富
- テーマ投資ができる(AIや自動運転などのテーマを選ぶだけで、複数企業に投資できる)
- 住信SBIネット銀行と連携することで、海外株式の為替手数料が最安
株初心者には「楽天証券」をオススメします
初心者にオススメしたい証券会社は「楽天証券」です。
画面が見やすいだけでなく、お得に資産形成&買い物できるようになります。
※楽天のポイント投資に興味が無い、またはIPO・テーマ投資・海外株式にチャレンジしたい方は「SBI証券」で良いでしょう。
初心者におすすめ
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▼楽天証券を使うなら「楽天銀行」も使うことで、普通預金の金利がメガバンクの100倍に!

▼楽天証券の口座があれば無料で日経新聞を読めます。日経を購読していたなら年間5万円は節約になります。
