仮想通貨『FUEL(Etherparty:イーサパーティ)』は、スマートコントラクトの簡単作成サービスです。
この仮想通貨は、世界最大級の海外取引所「Binance(バイナンス)」で取り扱っています。
FUELを買うか検討するために、価格推移・特徴・将来性を調べてみました。
目次
『FUEL(イーサパーティ)』の基礎情報
通貨単位 | FUEL |
通貨名 | Etherparty |
日本語名 | イーサパーティ |
公開月 | 2017年10月 |
発行上限枚数 | 10億枚 |
アルゴリズム | ー |
公式サイト | https://etherparty.com/ |
@etherparty_com |
『FUEL(イーサパーティ)』の特徴
イーサパーティは、プログラミング知識無しでスマートコントラクトを簡単に作成できることを目指しています。
※上の動画は英語ですが、1分弱でイーサパーティのイメージが湧くと思います。
なお、イーサパーティの通貨である「FUEL」はERC20トークンです。
そもそも「スマートコントラクト」とは?
コントラクト(契約)をスマートにすることです。
スマートコントラクトの元祖である「自動販売機」を例として説明します。
- 契約条件として以下2つを定義しています。
- お金を投入すること
- 飲みたい飲み物のボタンを押すこと
- 上記の条件が満たされれば、「飲み物を提供する」という契約行為が行われます。
上記の通り、自動販売機は、契約条件を事前に定義しておき、人を介さずに契約行為を実行できます。
スマートコントラクトの課題
イーサパーティは、スマートコントラクトの課題として、以下の6点を挙げています。
- プログラミング知識が不可欠
- スマートコントラクトには沢山の機能・プロパティが存在する
- ちゃんと考えないと、抜け穴(バグ)だらけになる
- ソフトウェアをインストールしなければならない
- 構築費・維持費が高額になる
- 分かりやすいツールが不足している
これらの課題を解決するのが、イーサパーティ
イーサパーティのリリースするサービス特徴は、以下の通りです。
(ホワイトペーパーや、リリースされているβ版を見た感じ)
- いつでも、どこでも、どの端末からでも、アクセスできる
- ボタンをポチポチすれば、契約を作成できる
- 複数の仮想通貨に対応している
- システムを『構築・保有』する必要なし!イーサパーティを『利用』すれば良い
- APIを用意している
「④APIを用意している」ことは差別化になる気もしています。
FUELのライバルになり得る「DLT(アグレロ)」は、実装しそうにないです。
- API(アプリケーションプログラミングインタフェース)とは、インターネットに繋がっていればアプリケーション同士で連携できる仕組みです。
- 企業が持つアプリケーションをイーサパーティに簡単に繋げられるようになるため、エンタープライズ企業を顧客にしやすいです。
イーサパーティのメリット
ホワイトペーパーによると、イーサパーティを使うことのメリットは以下の通りだそうです。
イーサパーティ・プラットフォームは、様々な産業を対象としたスマートコントラクトのライブラリを作成します。
契約上の合意を自動的に行う「スマートコントラクト」は、取引の摩擦の軽減・コスト削減・データセキュリティ強化を行うことができ、大きな利益をもたらします。
銀行や金融、貿易、ヘルスケア、サプライチェーンマネジメント、保険、外国為替取引、不動産、デジタルアイデンティティなどの業界において、スマートコントラクトを採用されていくでしょう。
スマートコントラクト技術を使用することにより、あらゆるタイプの契約を改善することができます。
イーサパーティが具体的なメリットを挙げていましたので、紹介します。
- 金融業の場合
- 支払処理における、間違い・契約内容の不一致・書類紛失を無くす。
- データ改ざんを防ぐこともでき、完璧な支払処理が可能となる。
- 製造業の場合
- 原材料の調達~製品・サービスがお客様へ届くまでの間は、多くのシステムが絡み合い、とても複雑。そして、紙に依存していることが多い。
- イーサパーティのAPIを使用することで簡単にシステムを統合することができ、データが一つのブロックチェーン上に管理される。
- よって、早くて、安全で、透明性のある(不正の無い)システムを構築できる。
『FUEL(イーサパーティ)』の価格
価格推移チャート

FUEL価格推移チャート(2017年)
2017年は、じわじわと『8倍』の成長を見せました。
- 2017年10月~
- 1FUEL=0.02~0,04ドル。(日本円で2~3円くらい)
- 2017年11月下旬~
- 底値が0.04ドル付近。
- 2017年12月中旬~
- 底値が0.08ドル付近。
- 一時的に0.16ドル付近まで上昇しています。
現在の価格
最新の価格は、以下の通りです。
『FUEL(イーサパーティ)』の将来性を考える
イーサパーティの将来は、多くのICO案件に比べて「明るい」気がしています。
そう感じた理由は3つです。
- β版をリリース済
- 開発計画を詳細まで公開している
- 需要が大きくなる先進的なマーケット
理由①:β版をリリース済

イーサパーティβ版のスクリーンショット
ICO案件は、「キレイなWebサイトだけ用意して、一向に製品をリリースしない」こともあり得ます。
※いわゆる「詐欺コイン」ですね。
イーサパーティは、β版をリリースしていて、フィードバックをもらっている段階です。
実際に、イーサパーティに触れてみましたが、とても直感的に色々なことができそうです。
「こんな簡単にスマートコントラクトが作れるのであれば嬉しいな」と感じました。
興味があれば、「イーサパーティβ版」を触ってみてください!誰でもアカウント作成できます(無料)。
理由②:開発スケジュールを詳細まで公開している

FUEL(イーサパーティ)第1リリース

FUEL(イーサパーティ)第2リリース

FUEL(イーサパーティ)第3リリース
アルトコインを複数見てきましたが、開発計画を公開していないところが多い印象です。
それは「単純に計画が無い」のか、「計画を公開すると実行しなければならない」からだと思います。
上の画像3点は、イーサパーティのロードマップですが、相当細かいレベルまで公開しています。
(例えば、モバイルアプリに「プッシュ通知」を実装するなど)
「計画を公開している=成功する」というわけではないですが、最後まで頑張ってくれそうです。
理由③:需要が大きくなる先進的なマーケット
イーサリアムの価格が高騰している通り、「スマートコントラクト」の市場は注目を浴びています。
スマートコントラクトが定着化するには、スマートコントラクトを簡易に作成できるツールが不可欠です。
また、「スマートコントラクト」という先進的な分野は、何よりスピード感が重要。
イーサパーティのライバルに値するBinance上場コイン『DLT(アグレロ)』は、未だサービスリリースしていないです(2018年1月時点)。
既にβ版をリリースして開発を前に進めている『イーサパーティ』には、大きなチャンスがあるのでは?と感じています。
僕はFUEL(イーサパーティ)を買うか?
- FUEL(イーサパーティ)は、スマートコントラクトサービスβ版をリリース済です。
- ロードマップを細かいレベルまで定義し、公開しています。しっかり正式版をリリースしてくれるのではないかと期待します。
- 今後の注目ポイントは、どれだけユーザー数が増えるかが勝負。
- FUELは「API(アプリ連携を簡単にする仕組み)」を用意しています。
- 大企業を顧客にできたら、価格が高騰しそうですね!
- 同分野の「DLT(アグレロ)」より好印象。FUEL(イーサパーティ)を、僕は「ぜひ買いたい」と思います。
おすすめの取引所・買い方
海外取引所「Binance(バイナンス)」で購入することを推奨します。手数料が安く、取り扱い銘柄が豊富で、文句無し!
Binanceは日本円で仮想通貨を売買できないので、国内取引所からBinanceへ仮想通貨を送金する必要があります。
以下の手順であれば、スムーズに購入でき、ムダな手数料を支払わずに済みます。
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