仮想通貨『ENJ(Enjin Coin:エンジンコイン)』は、オンラインゲーム市場に特化したものです。
この仮想通貨は、世界最大級の海外取引所「Binance(バイナンス)」で取り扱っています。
ENJを買うか検討するために、価格推移・特徴・将来性を調べてみました。
目次
『ENJ(Enjin Coin)』の基礎情報
通貨単位 | ENJ |
通貨名 | Enjin Coin |
日本語名 | エンジンコイン |
公開月 | 2017年10月 |
発行上限枚数 | 10億枚 |
アルゴリズム | - |
公式サイト | https://enjincoin.io/ |
@enjin |
『ENJ(Enjin Coin)』の特徴
「ENJ(Enjin Coin:エンジンコイン)」はERC20トークンであり、オンラインゲーム市場に特化した仮想通貨です。
もしかしたら、ゲーム業界に新しいムーブメントが起きるかもしれません。
「ENJ」コインを使ったEnjinプラットフォームの主な特徴は以下の通り。
- バーチャルグッズを作成できる
- バーチャルグッズを売買&交換できる
- 別々のゲームを統合できる
- ウェブサイトにも適用可能
特徴①:バーチャルグッズの作成
Enjinプラットフォームでは、「ENJ」コインを親にして「バーチャルグッズ(ゲーム内の通貨やアイテム)」を作成可能です。
簡単にグッズ作成できるインターフェースがあるので、Enjinプラットフォームへの参加が容易になります。
「ENJ」コインは金銭価値を持つため、バーチャルグッズも「金銭価値」を持つことになります。
そして、バーチャルグッズはイーサリアムブロックチェーンに記録され、デジタルな「資産」として扱えます。
特徴②:バーチャルグッズの売買&交換
たとえゲーム内のキャラクターやアイテムでも、金銭価値を持つ資産です。なので、バーチャルグッズの売買や交換が可能になります。
上画像のように、「Enjinウォレットアプリ」を使えば、簡単に取引できます。
- Aさんが持っている「バズドラ」のレアキャラを、Bさんに売る。
- Aさんが持っている「バズドラ」のレアキャラと、Bさんが持っているレアキャラを交換する。
これまではゲーム課金してガチャを引いて、キャラをゲットして育成しても、価値がありませんでした。
しかし、これからのゲームは強いレアキャラを高値で売却することで利益を出せることになります。
ぶるたろう
特徴③:別々のゲームを統合
全く別々のブロックチェーンゲーム「イーサエモン」と「ディセントラランド」がパートナーシップを発表しました。
※スマホゲームのコラボガチャとは、別次元の話です。Enjinとは関係ありませんが、良いサンプルだと思ったので紹介。
- イーサエモン=モンスター育成・対戦ゲーム(ポケモンっぽい)
- 「EMONT」という仮想通貨を発行している。
- ディセントラランド=VRゲーム(セカンドライフっぽい)
- 「MANA」という仮想通貨を発行しており、Binance上場している。
ぶるたろう
「イーサエモン」や「ディセントラランド」の統合のように、Enjinプラットフォームは「全く別物のゲーム」を統合できるみたいです。
ゲーム統合を容易にするために、以下の「SDK(ソフトウェア開発キット)」や「プラグイン」を用意する予定。
- オープンソースSDK
- Unityプラグイン
- Minecraftプラグイン
- Unturnedプラグイン
- Unreal Development Kit 4
特徴④:ウェブサイトにも適用可能
ゲームコミュニティサイト(例えば、ゲーム攻略サイト)においても、「ENJ」コインを導入することができます。用途は色々です。
(最新イベントの攻略情報を提供してくれた人に「ENJ」コインを与える…など)
また、「支払いウィジェット」により、どんなウェブサイトでも簡単に「ENJ」コインやゲーム内通貨の支払いが可能になります。
『ENJ(Enjin Coin)』の価格
価格推移チャート

ENJ価格推移チャート(2017年11月1日~2018年3月14日)
- 2017年の最安値/最高値/高騰率を見る(グラフのグリーン線)
- 最安値=約0.15ドル
- 最高値=約0.17ドル
- 高騰率=約1.1倍
- 「対BTC」で実質的な価格を見る(グラフのオレンジ線)
- 2018年1月、1ENJ=0.00003BTCまで高騰。(これまでのピーク)
- その後は、下落傾向。
現在の価格
最新の価格は、以下の通りです。
『ENJ(Enjin Coin)』の将来性を考える
2009年創業のEnjinは「ソーシャルゲームのウェブサイト」から始まり、2017年にブロックチェーンに着手しました。
そして、Enjinは既に実績が出ています。更なる飛躍を見せるか気になるところ。
- 1,900万人のゲーマー、25万のゲームコミュニティ
- 月間ビュー数は、6,000万に及ぶ
- バーチャルグッズの月間売上100万ドル(1億円近く)
気になった話題
Enjin Coin will be powering the PC Gamer Developer Stage — which will feature demos and developer sessions hosted by the creators of the most exciting upcoming PC games. https://t.co/pQRzdx012K pic.twitter.com/O6UwyjEsVG
— Enjin (@enjin) 2018年2月17日
世界最大級のPCゲーム雑誌「PC GAMER」のイベントで、デモンストレーションしています。プロモーションにも注力していますね。
NRG Esports welcomes a new partner in @enjin. A smart cryptocurrency for gaming with the most secure mobile wallet in the world: https://t.co/ecLFx8kfUR pic.twitter.com/3bqs1xioIk
— NRG Esports (@NRGgg) 2018年2月19日
「NRG eスポーツ」はEnjinプラットフォームでトークンを発行し、エンゲージメント報酬としてファンへ配布するみたいです。
The Enjin Coin Minecraft Plugin, Enjin Store Modules, Enjin Automations and Enjin Forum Integration are coming in Q1 2018 and will be fully integrated with the Enjin Network. pic.twitter.com/2LcSOrPNwY
— Enjin (@enjin) 2018年1月10日
Enjinは、世界的に有名な「マインクラフト」のプラグインを開発しています。今後、「マインクラフト」と統合したゲームが誕生するかもしれません。
ロードマップ

ロードマップ
ロードマップは上画像の通りですが、2018年中に開発完了するみたいです。
個人的には2018年10~12月に予定している「iOS Swift SDK」や「アンドロイドSDK」が気になります。
App StoreやGoogle PlayでインストールできるゲームアプリをEnjinと統合できるのであれば、けっこう伸びそうですね。
市場規模から考えるトークンの価値

ゲーム業界におけるグローバル市場規模の推移
ゲーム業界の市場規模は成長しており、2020年には1,285億ドル(およそ13兆円)になるみたいです。
仮に、Enjin Coinが市場を「独占」した場合、「1ENJ=128.5ドル(約1万3,000円)」程度になります。
※「1,285億ドル(市場規模)」を「10億ENJ(発行上限枚数)」で割っています。「ENJ」だけで市場経済が循環するイメージ。
市場シェア「10%」で「1ENJ=12.85ドル(約1,300円)」です。
2018年3月15日時点では「1ENJ=0.11ドル」。シェアに換算すると「0.1%」になります。
ぶるたろう
僕はENJ(Enjin Coin:エンジンコイン)を買うか?
- 「ENJ」コインは、オンラインゲーム市場に特化した仮想通貨です。
- ゲーム内の通貨やアイテムが金銭価値を持ち、売買・交換が可能になります。
- また、別々のゲームを統合することができます。
- カジノゲーム銘柄「FUN(ファンフェア)」は既存サービスの改良ですが、「ENJ」は新しいゲームの世界を創り出す可能性があります。
- とても面白い銘柄ですね!僕はお試し程度に投資しておきます。
おすすめの取引所・買い方
海外取引所「Binance(バイナンス)」で購入することを推奨します。手数料が安く、取り扱い銘柄が豊富で、文句無し!
Binanceは日本円で仮想通貨を売買できないので、国内取引所からBinanceへ仮想通貨を送金する必要があります。
以下の手順であれば、スムーズに購入でき、ムダな手数料を支払わずに済みます。
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