仮想通貨『BRD(Bread:ブレッド)』は、銀行・クレジットカード発行・決済代行の役割を果たすモバイルウォレットです。
この仮想通貨は、世界最大級の海外取引所「Binance(バイナンス)」で取り扱っています。
BRDを買うか検討するために、価格推移・特徴・将来性を調べてみました。
目次
『BRD(Bread)』の基礎情報
通貨単位 | BRD |
通貨名 | Bread |
日本語名 | ブレッド |
公開月 | 2017年12月 |
発行上限枚数 | 約8,886枚 |
アルゴリズム | - |
公式サイト | https://token.breadapp.com/ |
@breadtoken |
『BRD(Bread)』の特徴

引用:YouTube
Bread(ブレッド)は、2014年に初のiOSの分散型モバイルウォレットをリリースしています。
このモバイルウォレットは、ブロックチェーンネットワークに直接接続するアプリであり、資産は各々の端末に直接保管さます。
コインチェックのアプリもウォレットの一つですが、Breadとは「資産の管理者」が異なります。
- コインチェックのウォレット
- コインチェック(取引所)が資産を管理する。
- 先般のハッキングにより、資産が無くなった人も多いはず。
- Breadのウォレット
- 個人で資産を管理する。
- 取引所の倒産や、ハッキングによる被害を受けない。
Breadウォレットの機能
「ウォレット」と言っても、Breadが実現することは多岐にわたります。
Breadアプリだけで、銀行・クレジットカード発行者・決済代行会社の役割を果たすことができるのです。
- 送金
- 支払い
- 受け取り
- 保管
- 銀行
- 取引
- 投資
それぞれの機能を、簡単に説明していきます。
機能①:送金
- いつでも、どこでも、誰でも送金可能
機能②:支払い
- 音楽や食事、カーシェア・公共料金・家賃といった日常の支払いに利用可能
- 自動引き落としできるようにするとのこと
- デビットカード決済
機能③:受け取り
- 給与の直接口座振込
- 支払いの受取り
- アプリ内でトークンを入手できる
機能④:保管
- 手数料無料、上限関係なく、仮想通貨を保管可能
- 定期預金できるようになる。
機能⑤:銀行
- P2Pレンディング
- 個人間での貸し借りができるため、銀行からお金を借りる必要なし。
- 仮想通貨のエスクロー
- 取引の安全性を保証する。
- ポートフォリオ管理
機能⑥:取引
- 仮想通貨の売買
- 仮想通貨取引所(例:ビットフライヤー)に仮想通貨を預けていないと、仮想通貨を売買できないのが一般的。
- Breadアプリに仮想通貨を預けておけば、アプリ内で仮想通貨の売買ができるようになります。
機能⑦:投資
- デジタル資産の売買
- パフォーマンスの管理
- 資産の有効活用
BRDトークンの用途

引用:YouTube
Breadの通貨である「BRD※」を保有するメリットは、様々な特典があることです。
※ERC20トークンです。
- プレゼント企画(プロモーション)
- アンケートに答えたBreadユーザーへの報酬
- Breadを広く拡散した人へのご褒美
- 一定量以上の仮想通貨を保持しているユーザーや、頻繁に利用しているユーザーを対象としたエアドロップ
- 優待価格
- 「BRD」で取引手数料を支払う場合、手数料を割引する(Binanceトークン「BNB」と同じ発想)
- 無料利用権
- 「ポートフォリオ管理機能」などの有料サービスを無料で利用できる
- 保有者限定サービス
- トークンクラウドセールへの早期アクセス
- 新機能の早期利用
- アプリ内の特別コンテンツ、他機能の利用
- エグゼクティブチームと直接コンタクトがとれる
- 開発ロードマップで次に追加される機能を、先行して紹介
- 大量に仮想通貨を保有するユーザーが参加するネットワーキングイベントへ招待
『BRD(Bread)』の価格
価格推移チャート

BRD価格推移チャート(2017年12月25日~2018年3月17日)
- 直近の最安値/最高値/高騰率を見る(グラフのグリーン線)
- ICO価格=約0.78ドル(1ETHあたり900ETHだった)
- 2017年の最高値=約2.22ドル(Binance上場時)
- 2018年3月18日=約0.47ドル(ICO価格を割った)
- 「対BTC」で実質的な価格を見る(グラフのオレンジ線)
- 2018年1月8日、1BRD=0.0002BTCまで高騰。(これまでのピーク)
- その後は、下落傾向。
現在の価格
最新の価格は、以下の通りです。
『BRD(Bread)』の将来性を考える
ロードマップ
世界140ヵ国でBreadが使われており、約2,000億円の資産がBreadアプリ内に存在します。
それなりに実績がありますね!今後、さらに利用を加速するためのアクションは以下の通り。
- ~2018年Q1
- イーサリアム/ERC20トークンを対応させる
- ~2018年Q2
- ポートフォリオ管理を実装
- 仮想通貨売買機能を実装(アメリカ・カナダ・日本・ヨーロッパ)
- ~2018年Q3
- 分散型の資産取引(お互いを知らなくても、自動的に様々な資産を交換できる)
- 給与の直接預金
- 仮想通貨売買機能を実装(韓国・中国・UK・ヨーロッパ)
- ~2018年Q4
- 決済のオープンプラットフォーム(自分の端末に個人情報を保存し、また、その情報を認可されたサードパーティに対して安全な方法で提供)
- 公共料金支払い
- 長期預金
- P2Pレンディング
ぶるたろう
イーサリアム/ERC20トークンを管理できるようになれば、取り扱い通貨が急増しますね!
ライバルが多い
Breadのことを調べてみて「優良銘柄」だと思いました。しかしながら、モバイルウォレットはライバルが多いのがネック。
Binanceに上場しているライバル銘柄を、思いつく限り列挙してみました。
Breadと同様に、ほとんどの銘柄が支払や受取以外の機能を実装する構想があります。
誰が成功を収めるか分からないですね。分散投資するにしても、投資先が多いです…。
なお、仮想通貨のウォレットだからと言って、仮想通貨を自ら発行しなくても良いわけです。(Breadアプリは、BRDトークンが必ずしも必要ではない)
そう考えると、ライバルはもっと多くなりますよね。
僕はBRD(Bread:ブレッド)を買うか?
- Breadは、銀行・クレジットカード発行者・決済代行会社の役割を果たすモバイルウォレットです。
- 2018年3月時点では、ビットコイン/ビットコインキャッシュの支払・受取のみ使用可。
- 僕は「BRD」トークンを購入しません。理由は以下の通り。
- ウォレットは将来的に需要があるのは間違いないが、ライバルが多く、参入ハードルが低そう。
- 「Eidoo(エイドゥ)」と比較してみたが、差別化していくのが難しい分野である。
おすすめの取引所・買い方
海外取引所「Binance(バイナンス)」で購入することを推奨します。手数料が安く、取り扱い銘柄が豊富で、文句無し!
Binanceは日本円で仮想通貨を売買できないので、国内取引所からBinanceへ仮想通貨を送金する必要があります。
以下の手順であれば、スムーズに購入でき、ムダな手数料を支払わずに済みます。
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