仮想通貨『WTC(Walton:ウォルトン)』は、RFID技術とブロックチェーン技術を融合したIoTプラットフォームです。
この仮想通貨は、世界最大級の海外取引所「Binance(バイナンス)」で取り扱っています。
WTCを買うか検討するために、価格推移・特徴・将来性を調べてみました。
目次
『WTC(ウォルトン)』の基礎情報
通貨単位 | WTC |
通貨名 | Walton |
日本語名 | ウォルトン |
公開月 | 2016年11月 |
発行上限枚数 | 1億枚 |
アルゴリズム | PoST(Proof of Stake & Trust) |
公式サイト | https://www.waltonchain.org/ |
@Waltonchain |
ぶるたろう
『WTC(ウォルトン)』の特徴
「WTC(ウォルトン)」は中国発の仮想通貨であり、RFID技術とブロックチェーン技術を融合したIoT※プラットフォームで使われるものです。
なお、「WTC」はERC20トークンです。
※Internet of Things(モノのインターネット)の意味。「自動運転システム」はIoTの一例です。
そもそもRFID技術とは?
IC と小型アンテナが組み込まれたタグやカード状の媒体から,電波を介して情報を読み取る非接触型の自動認識技術。
複数の媒体の情報を一括で読み取ることや,内蔵された IC への新たな書き込みが可能で,情報を消去して媒体を再利用することもできる。
※引用:三省堂
RFID(Radio Frequency IDentifier)という言葉自体を知らない方も多いかもしれないです。
しかし、RFIDは、とても身近な存在であり、世の中を便利にしてくれています。
- 電子マネーSuicaにより、切符を駅員さんに渡す行為が不要になりました。
- 駅員さんの労働量が減るので、労働コスト削減になります。
- 改札をスムーズに通ることができます。
- 回転寿司チェーン店は、お皿にRFIDを組み込んでいます。
- 会計時に、店員さんがお皿の枚数を数え、支払金額を算出していました。
- RFIDをお皿に埋め込むことで、「ピッ」と読み込むだけで良くなりました。
Waltonの由来を知る
「Walton」は、RFID技術の発明家であるCharlie Walton氏が、2011年11月30日に亡くなったことに由来しています。
- 1973年にRFID技術に関する最初の特許を取得し、最終的に50以上の発明特許を取得。
- RFIDの新しい時代を創り出し、RFIDの開発に著しい貢献。
WTC(ウォルトンコイン)のプロジェクトは、Charlie Waltonの死亡5周年を迎えた2016年11月30日に設立されました。
Charlie Waltonの発明を進めて未来への道を切り開くために、Waltonchain(ウォルトンチェーン)と名付けられました。
なお、”Walton”には「知恵は、ラベル・トレード・組織・ネットワークを変える」という意味も持たせています。
Walton = Wisdom Alters Label, Trade, Organization and Network.
- W=Wisdom
- A=Alter
- L=Label:RFID label
- T=Trade:Trade mode based on the accounting mode of block chain
- O=Organization:Organizational management model – decentralized autonomous organization (DAO)
- N=Network:the Internet of Things – P2P network mode
Waltonchain(ウォルトンチェーン)の概要
製造・倉庫・物流・店舗といった「親チェーン」があり、親チェーンの下に様々な「子チェーン」を作成できます。
例えば、店舗という「親チェーン」の下には、送達確認・在庫・陳列・販売といった「子チェーン」を作成することができます。
アパレル業界だけでなく、様々な業界でWaltonchainを利用できるみたいです。
アパレル業界でWaltonchainを利用するイメージは、以下の通り。
- 製造
- 各製品ごとに固有のRFIDを生成する。
- 倉庫(製造後の保管場所)
- 倉庫内検査、保管場所および倉庫検査の3つの部門があり、各部門で情報を記録していく。
- 前工程の情報と繋ぐために、WTCコインを支払う。
- 物流
- 輸送プロセスにおける状態および情報を記録する。
- 前工程の情報と繋ぐために、WTCコインを支払う。
- 店舗
- 製品ステータスなどの情報を記録する。
- 顧客は、これまでに記録した情報を確認することができる。WTCコインを支払う必要あり。
- 顧客はWTCコインを使用して製品を購入することもできる。
ぶるたろう
製造から販売までの情報がRFIDに記録されているので、ブランド正規品かどうか分かりますよね!
「Waltonchain」を利用することで、以下のメリットがあります。
ブロックチェーン技術とスマートコントラクトのメリットを活かして、RFID技術が更に便利になります!
- 追跡できる
- 偽造を防ぐ
- 分散管理
- 労働コストの削減
『WTC(ウォルトン)』の価格
価格推移チャート

WTC価格推移チャート(2017年8月27日~2018年1月18日)
2017年は最大で「約38倍(0.5ドル→19ドル)」の高騰でした。
底値がどんどん上がっているのが分かります。じわじわと成長しているのは好印象です。
- 2017年9月末
- 1WTC=0.5ドル~2ドル台。
- 2017年10月~2017年11月末
- 1WTC=4ドル~8ドル台。
- 2017年12月~2018年1月上旬
- 12月21日に急騰し、19ドル付近まで突き抜けました。
- その後は下落しましたが、底値が10ドル付近です。
- 2018年1月上旬~
- 1月13日に32ドルを超えました。
現在の価格
最新の価格は、以下の通りです。
『WTC(ウォルトン)』の将来性を考える
プロジェクトの開発計画
Waltonチームは「4段階の開発計画」を策定しており、段階的に小売・物流・製品製造といった領域を広げていく作戦のようです。
- フェーズ1
- RFIDに基づく『衣服システムの統合スキーム』を開発し、「Tries」や「SMEN」や「Kaltendin」に実装されている。
- 独自の知的財産権を持つ『RFIDビーコンチップ』の研究開発を開始する。IoTとブロックチェーンの完全な組み合わせとなることが期待されている。
- Waltonのアプリケーションを迅速に広げていくため、ゴールデンデモテンプレートを作成する。
- フェーズ2
- 『RFIDビーコンチップ』が量産され、衣料品、B2Cの小売および物流に使用される。
- 安全で信頼できる『ポイントツーポイントの物流情報チャネル』を構築し、ロジスティクスのためのビジネスオートメーション管理情報プラットフォームを提供する。
- フェーズ3
- 製造業者は、「追跡可能なオーダーメイド生産」を実現できる。
- 材料源と生産品質を検証し、品質問題の原因を追跡することができる。また、消費者の利益を根本的に保証するために偽造の可能性を排除可能。
- フェーズ4
- 資産情報収集ハードウェアのアップグレードと反復、ブロックチェーンのデータ構造の改善によって、あらゆる資産をWaltonchainに登録できる。
- この時点では、WaltonchainとWalton Coinは物理的な世界で広く使われるようになり、世界の生産モードと人々の生活を変えることになる。
- より便利でインテリで信頼性の高い世界、相当なリターンを投資家全員にもたらす。
ぶるたろう
- Waltonは、ネットワーク(ソフト)を構築するだけでなく、ハードも自前で作ります。RFIDに関するワンストップ・ソリューションになるんですね!
- フェーズ1時点で、既に使ってくれているパートナーがいるのは好材料。
ロードマップ

WTCのロードマップ(イメージ)
ロードマップとして、月ごとの目標が公開されています。
ぶるたろう
多くのコインはロードマップの内容が薄く、サービスがリリースされていない段階で投資する気になれないものばかり。
2018年の主なイベントは以下の通りでした。まだまだ構築・テスト段階といったところでしょうか。
- 2018年3月、モバイルプラットフォームベースのデジタルウォレットをリリース。
- 2018年9月、衣類業界向けのWaltonエコシステムが完成し、パイロットプロジェクトが始まる。
- 2018年11月、Waltonchainはスマートコントラクトを展開する。
WTCが実際に評価されはじめるのは、2019年・2020年だと考えます。
僕はWTC(ウォルトン)を買うか?
- ブロックチェーン技術とRFIDは、かなり相性が良いです。
- また、「製品の品質保証」が可能なWaltonは、中国と相性が良いと考えています。
- 中国人観光客は日本でブランド品を買っているのは、「偽物を掴まない」からと聞いたことがあります。
- Waltonによって製品の品質が保証されれば、わざわざ日本で買わなくても良くなります。
- 今後の成長が楽しみです。ぜひ買いたいと思います。
- 国連がサポートしているサプライチェーン銘柄「AMB(アンブロサス)」も面白いです。
- 他のIoT銘柄「IOTA(アイオータ)」や「NCASH(ニュークリアス ビジョン)」も好印象。
おすすめの取引所・買い方
海外取引所「Binance(バイナンス)」で購入することを推奨します。手数料が安く、取り扱い銘柄が豊富で、文句無し!
Binanceは日本円で仮想通貨を売買できないので、国内取引所からBinanceへ仮想通貨を送金する必要があります。
以下の手順であれば、スムーズに購入でき、ムダな手数料を支払わずに済みます。
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